天才テリー伊藤対談「アンジェラ芽衣」(1)中学生まで七五三を知らなくて‥‥ (2/2ページ)
そういう動きは、悪い運気を払ってくれそうな気がするからさ。その頃、どんな毎日を過ごしていたの。
アンジェラ 家庭はあまり裕福なほうではなかったです。あと、うちでは七五三がなかったんですよ。
テリー ええっ、お祝いしてもらえなかったの。
アンジェラ 言葉は知っていたんですが、どんなものかを知らなくて‥‥中学生の時、友達の家に行くと小さい頃の着物姿の写真が飾ってあって。「これ、何?」と聞いたら「え? 七五三だよ」と。その時初めて、どういうことなのかを理解して。
テリー 女の子は2回チャンスがあるのにね。かわいそうに。
アンジェラ その代わりと言っては何ですが、お誕生日のパーティーはお友達をいっぱい呼んで、派手にやってもらえました。
テリー 外国人のお母さんなら、そういうことは大いに盛り上げてくれそうだよね。逆に、大変だったこととかはあったの。
アンジェラ お母さんは日本での生活はそこそこ長かったので、日常会話なんかは大丈夫なんですが、文字、特に漢字がちゃんと読めないんです。学校で配布されるプリントの内容は私が読んで教えるんですが、中には学費や給食費とか、保護者向けのお金関係の書類みたいなものもあって、そういうものは子供の私にはわからなくて。
テリー そりゃ、そうだ。読めても中身が理解できないかもしれないし。
アンジェラ お父さんの仕事が忙しい時には、私がそれを説明して自分で何度も読み返して理解して、いろいろ手配して‥‥みたいなことを手伝って。そういうところは、ちょっと大変でした。
テリー そうか、幼い頃からそんな形で家族が支え合っていたのか。実にいい話だね。