腸内フローラをデザインする食物繊維「イヌリン」に注目 (2/2ページ)
具体的にいうと、善玉菌に食べられる割合は難消化性デキストリンが50%であるのに対し、イヌリンは100%なのだとか。
広がるイヌリンの可能性
イヌリンは、発酵力=腸内フローラの環境改善に有用であると同時に、血糖値の上昇を抑えたり、血中中性脂肪を減らしたり、ミネラルの吸収を促進したりといった機能があることが、さまざまな研究で裏付けられてきた。また欧米では古くからその存在は知られ、乳幼児のミルクにも使われるほどの安全性があるなど、原材料としてのポテンシャルがとても高い。
現在は乳製品などに使われることが多いが、スナックやベビーフード、ペットフードにまで使用されるようになってきているという。今後、日本でもより手軽にイヌリンを摂取できるようになってくるだろう。
基本的には劇的に変わらないといわれている腸内フローラのバランスだが、今回のような研究が進むことにより、自在にデザインできる日が来るのかもしれない。