『スカーレット』戸田恵梨香もかすむ松下洸平の“八郎沼”増殖中
「八郎沼」という言葉をご存知だろうか。戸田恵梨香(31)がヒロインの喜美子を演じる連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)の登場人物、八郎(松下洸平/32)があまりに純ですてきゆえに、ぞっこんになる女性ファンが激増。八郎の虜になってしまったファンがツイッターのハッシュタグに「八郎沼」とつけ、プチファンクラブを形成しているのだ。今回は八郎、そして彼を演じる松下洸平がなぜここまで話題なのかを、12月14日放送の『スカーレット』を振り返り考える。
喜美子と八郎の結婚に反対していた常治(北村一輝/50)だが、ついに折れて八郎の陶芸展での受賞を条件に、2人の結婚を認めた。その目標に向かい努力する中、喜美子が八郎を信作(林遣都/29)の家に連れていったところ、そこで珈琲茶碗作りを頼まれることとなり……。
世の女性たちの心をわしづかみにしている八郎の魅力は、この回でもたくさん堪能できた。よい焼き物が作れず社長に叱咤されると、無言で思いにふける繊細な表情を披露。また喜美子と向き合い自分の焼き物を褒められてうれしかったと語る、なんともピュアな姿を見せるなど、「八郎沼」ができてしまうのも納得の愛らしさだった。
松下は13日放送の『あさイチ』のプレミアムトークにも登場。彼がトーク番組で話す機会は貴重で、初めてその人となりを知る機会となった。実際の松下は八郎そのままの物腰柔らかで優しい、イメージ通りのイイやつで、さらにファンを増やしたことだろう。ツイッターでも「まんま、八郎さんやわ」「リアルで八郎さんすぎ」と話題になっていた。松下に対してコメントを寄せた北村一輝は「まじめに芝居のことをずっと考えてやっています」とその姿勢を絶賛しながらも、今が役者の正念場だと激励。このVTRを見た松下は思わず涙目になり、北村の言葉に感激していた。
■林遣都とのピュアエピソードも
そう、松下は八郎同様にピュアなのだ。この日の『あさイチ』では戸田恵梨香もコメントを寄せていたが、ここで語られたエピソードも、松下の人のよさを示すものだった。あるとき松下は芝居で足にギプスをした、信作を演じる林遣都をLINEで見たのだが、じっとしていられずロケ現場まで林の様子を見にいったという。なんてイイ人だ!
その繊細さとピュアさは、ヒーローというよりヒロインのようだ。思えば昨年の朝ドラ『まんぷく』は安藤サクラ(33)が演じる福子と長谷川博己(42)が演じた萬平が、Wヒロインといえるほどに愛らしかったが、今回の八郎はヒロイン喜美子を食う勢い。喜美子が男勝りの長女キャラなだけに、どこか頼りない根っからの弟キャラの八郎が、より際立っているのだ。八郎沼にハマってしまうファンはこれから増えそうだが、八郎まんまのキャラを持つ松下も、これを機に一気にブレイクしそうだ。(朝ドラ批評家・半澤則吉)
※画像はNHK『スカーレット』番組公式ホームページより