中国で間もなく人工太陽に火が灯る。核融合エネルギー実現へ向けて (2/3ページ)

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 そのための装置がトカマクというドーナツ状の真空容器だ。トカマク型磁気閉じ込め方式では、磁場によってプラズマを安定させて、核融合が継続的に発生するよう保つ。

 安定した核融合が実現できれば、そこから得られるエネルギーはこれまでの発電装置の比ではない。


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・太陽の13倍、2億度のプラズマを生み出す

 英国原子力公社の専門家によると、HL-2Mが優れているのは磁場の柔軟性なのだそうだ。

 HL-2Mは2億度という太陽の13倍もの超高温に達する。これほどの熱の他に、粒子までもが発生するために、プラズマが反応炉の内壁に触れると、そこを損傷させてしまうという問題があった。

 トカマク型などの磁気閉じ込め方式は、核融合による排熱と粒子を数センチから数ミリ程度しかない狭い層に封じ込めてしまうことで、内壁の損傷を防ぐ。

 そのおかげで反応炉を高エネルギーで作動させても、内部を壊してしまうことなく運転することができる。


China’s “Artificial Sun”, How Nuclear Fusion will change our world.

・現在、来年の運転へ向けたテスト中

 専門家によると、HL-2Mの初期段階では、システム各パーツの個別テストなどが行われるだろうという。それからシステム全体がテストされる。

 テストが完了した時点で、今度は低負荷でのプラズマ生成へと移行。最適なプラズマ生成を検証し、信頼性と操作性の改善を図りながら、徐々に高負荷での稼働へとステップアップしていく。
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