地球外生命は魚が腐ったような臭いがする可能性(米研究) (2/3ページ)
これが見られるのは主に、悪臭を放つ沼地やペンギンのフン、あるいはアナグマの腸なのである。
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・地球の環境では微生物にしか作り出すことができない
ホスフィンが面白いのは、分子をまとめるのがやたらと大変なために、なかなか作り出せないという点だ。地球でならば、酸素を嫌い極限環境で生きる嫌気性細菌がこれを作り出す。
しかし宇宙では、木星や土星の大気に含まれる微量ガスとして存在する。作り出しているのは、大気奥深くに秘められた膨大なエネルギーで、巨大嵐によって上部へと吹き上げられている。
シルヴァ氏が1万6000もの生命のサイン候補となる化学物質を調べた結果明らかになったのは、地球のような惑星の環境でホスフィンを作ることができるのは、細菌の類しかいないということだ。
地球に似た条件では、雷だろうと、大陸プレートだろうと、これっぽっちも作られない。生命によってしか作られないのだ。
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・次世代望遠鏡が検出してくれるかも!
そして仮に太陽系外惑星の大気に地球と同じ割合でホスフィンが存在し、かつそれが地球から16光年の範囲内にあれば、次世代望遠鏡ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡クラスの望遠鏡ならそのスペクトルを検出できるだろうというのだ。
つまりそれが生命の存在を示すサインとなる。
「この地球では酸素が生命のサインです。でも生命以外によっても酸素は作り出されます。