軽自動車が「殺人ドライバー」に!?「危険事故ドライバー」の多い街

日刊大衆

写真はイメージです
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 いつ自分に降りかかるかわからない危険運転。注意すべき特徴と傾向、実例をもとに、対処法を伝授する!

 悪質なあおり運転をしたら、即免許取り消し――。ついに警察庁があおり運転撲滅を目指し、道路交通法改正へ動き出したが、実現はまだ先。来年以降だ。この年末年始の帰省時や旅行中に、あおり運転の被害者とならないためには、どうすればいいのか。道路交通評論家の鶴田光秋氏が「あくまでも傾向にすぎないが」と前置きして言う。「あおり運転をするドライバーは、車種でいうとスポーツタイプ、色でいうと黒か赤という傾向があるように思います」

 高速道と一般道でも違う。高速ではセダンやハッチバックの中型車以上、トラックなどの大型車が多いものの、一般道では意外にも軽自動車が「殺人ドライバー」や「危険事故ドライバー」に変貌しかねないという。12月8日午前9時頃、埼玉県羽生市で、法定速度で走る前方の車にピッタリとくっつき、あおり行為を続ける車の画像がネットで公開されているが、あおっているのはブルーの軽自動車。「高速では“弱者”の軽自動車も、小回りを生かし、一般道で危険な行為におよぶことがある」(55歳のベテランドライバー)

 その軽自動車のナンバーは熊谷だった。文末の一覧表は、あおり運転・悪質ナンバーの投稿サイトの情報を基に本誌の独自取材を加えて作成したものだが、熊谷ナンバーはワースト4位。一方、ワースト6位はつくばナンバー。車の後方を映すドライブレコーダーが捉えた、ネット上に投稿された映像を見ると、猛スピードで右折レーンに入ってきた白のつくばナンバーのワゴンが、右折中に前方の車をあおる危険行為が映っている。

 つくば、水戸と2つのナンバーがランクインした茨城県では8月10日、全国を震撼させる事件が起きた。同県守屋市の常磐自動車道で、あおり運転の末、後続の車を無理やり停車させ、「殺すぞ」と怒鳴りながら、男性の顔面を複数回殴打した事件だ。“最凶ドライバー”こと、犯人の宮崎文夫容疑者(23日まで鑑定留置中)がその事件を起こした際、乗っていた車が横浜ナンバー。横浜市内のディーラーで貸し出された代車(高級外車)だが、ナンバー別でワースト1になったのも横浜だ。

 今年の年明け早々には、横浜横須賀道路下り線で、横浜市在住の男が2キロ近くにわたってゴミ収集車に幅寄せし、あるいは前に回って急ブレーキをかけ、収集車を横転させ、運転手にケガを負わせた。「同じ神奈川県の横須賀市に住んでいる私も一度、一般道であおられたことがあります」(前出の鶴田氏)

 横浜ナンバーにあおり運転の多い理由は不明だが、「大阪市在住の宮崎容疑者も横浜ナンバーの代車に乗って、常磐自動車道などであおり行為をしていました。おそらく、横浜は品川とともにステータスのあるナンバー。乗っていると、他の車を、つい下に見てしまう……なんて可能性もあります」(陸運局関係者)

 また、2位の名古屋ナンバーについては、「名古屋市内の道が広く、そのことが逆に荒っぽい運転を招くのかもしれません」(鶴田氏)と言う。確かに、名古屋は大阪とともに、マナーの悪いドライバーが多い街としても知られている。

■運転中に注意すべき傾向と対策

 結果、運転中に注意すべきポイントが見えてくる。熊谷を除く、ワースト1位から5位の地域が東名・名神高速道の沿道なのだ。

 そもそも、あおり運転が社会問題になったのも東名での事件だった。17年、石橋和歩被告に執拗にあおられ、追い越し車線に停止させられた車にトラックが追突。一家4人が死傷した。

 危ない東名道の中でも、特に危険な区間が御殿場ICまでといわれている。法定速度以上で飛ばす車が多いからだ。前出の鶴田氏がこう続ける。「法定速度でも後続車に遅いと感じられたら、あおりの対象になってしまいます。私があおられた時は一般道でしたので、路肩に車を寄せて後続車を先に行かせましたが、高速ではそうもいきません」

 そんな危険運転に巻き込まれないためには、どうすればいいのか。一般的にはドライブレコーダーの設置が効果的とされるが……。「ドライブレコーダーを搭載していなくても、後ろの窓に搭載車であると示すステッカーを貼ると、抑止力になります」(前同)

 さらに、最大の抑止力は譲り合いだという。「急に割り込んでくる車は別ですが、ウィンカーを出し、車間距離を取って車線変更する車を割り込ませないでいると、向こうも人間ですから、つい頭にきて、あおりにかかるかもしれません」(同)

 傾向と対策を心に留め、譲り合いの精神で年末年始を安全に乗り切ろう!

■危険ドライバー地域ナンバーワースト10

1位横浜 2位名古屋 3位浜松 4位熊谷 5位大阪 6位つくば 7位水戸 8位福岡 9位多摩 10位群馬

 あおり運転ナンバーの投稿サイト『Number Data』(現在は閉鎖)などのデータを参考に、本誌独自の調査により作成。ここに記載されたナンバーのドライバーが必ずしも悪質ドライバーというわけではありません。

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