山形県に伝わる、死者と結婚する「ムサカリ絵馬」結婚の様子を絵馬に描く風習とは? (2/2ページ)

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さらに、この冥婚が過激になるケースも近年報告されています。なんと、冥婚の相手を用意するため、実際に殺人にまで発展したケースが中国ではあるのです。中国では死者の願いを叶えないと罰が当たるといわれているので、残された家族の想いが過剰になり過ぎてしまったのでしょう。

ムサカリ絵馬を奉納するお寺は縁結びで有名

ムサカリ絵馬を奉納するお寺はいくつかありますが、なかでも山形県天童市にある「若松寺(じゃくしょうじ)」は縁結びのお寺として有名です。奈良時代に開山した若松寺は「若松観音(わかまつかんのん)」とも呼ばれて、良縁を求める人々が後を絶ちません。

この若松観音には多くの絵馬が奉納されており、1563年頃に武士であり画家でもあった郷目 貞繁(ごうのめ さだしげ)が妻を弔うために奉納した「神馬図絵馬」は重要文化財に指定されています。

神馬図絵馬(wikipediaより)

もともと神事の際に馬を奉納する習慣がありましたが、馬を奉納できない者たちが木の板に馬を描くことで代用するようになったのが絵馬の始まりです。

想いを乗せて故人を偲んだり祈願したりしている絵馬。さまざまな人の想いが重ねられているムサカリ絵馬には、人との縁や結び付きを忘れない大切さを示しているのかもしれません。

参考サイト:若松寺 若松観音 縁結び 山形県

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