岸田政調会長と石破元幹事長「暗躍」、野党政界再編シナリオ(3) (2/2ページ)
自民党内では無派閥を中心に菅氏を支援するグループが複数あり、総数は「100人くらいではないか」(菅系中堅)といわれる。
菅氏は政府内で、訪日観光客や外国人労働者の受け入れ、第5世代移動通信システム(5G)の確立や統合型リゾート(IR)の実現などを推進。沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古移設など、安全保障分野にも目を配っている。
こうした重要案件を推し進め、政策能力をアピールする一方、自身の政治的影響力を高めるために二階氏と連携。古賀氏にも接近するなど、多数派形成に余念がない。「安倍・麻生・岸田」連合に対して「菅・二階・古賀」ラインが立ち上がってきている状況で、「菅氏の心一つでポスト安倍の有力候補に浮上する」(自民党関係者)のは間違いないだろう。
ただ、菅氏の弱点は71歳という年齢と、官房長官として「情報隠し」や「忖度政治」など、安倍政権の「負のイメージ」を背負っていることだ。記者会見の応答ぶりから、国会での答弁能力を疑問視する声も少なくなく、菅氏自身も自覚しているとされる。
ここにきて浮上してきたのが、菅、二階両氏と石破氏による密約説だ。内情に詳しい自民党関係者によると、参院選後に幹事長留任が決まった二階氏が10月3日に石破氏と会食。日本を覆う閉塞感の打破が必要との認識で一致した。
(明日に続く)