スーパーバグを含むあらゆる形態の細菌をはじく抗菌ラップコーティング剤が開発される(カナダ研究) (2/2ページ)
化学的な処理をほどこすことで撥水性はさらに高められており、柔軟で耐久性があり、しかも低コストで製造できる仕上がりになっているとのことだ。

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・防御こそ最大の攻撃?
MRSAと緑膿菌は特にやっかいな耐性菌として知られている。
実験でこれらが新型抗菌ラップコーティングに付着するか試してみたところ、電子顕微鏡でチェックしても事実上汚染は発見されなかったという。
「企業でもご家庭でもどんな状況にも利用できると考えています。薬剤耐性菌が世界中で大問題になっていますので、これが重要な抗菌ツールになってくれればと思います」とトーヒード・ディダール氏は述べる。
1928年にペニシリンが発見されて以来、抗生物質は医療の発展に大きく貢献してくれたが、乱用されたために耐性菌という新しい問題を作り出してしまった。
敵を殺すのではなく、そもそも最初から寄せ付けない――そんな発想が問題解決の糸口になるかもしれない。
この研究は『ACS Nano』(12月13日付)に掲載された。