名倉潤などうつ病を患った芸能人の例に見る、様々なうつ病の原因と対策 (2/2ページ)

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それから12年後の平成23年には95万8千人に上り、平成26年では111万6千人、平成29年には127万6千人と、今なお右肩上がりであることが分かる。

 予防のための共通の対策としては、うつ病について知っておくことが肝心となる。原因となるきっかけには様々なケースがあり、ストレス過多の状態においては誰でも罹患の可能性があることを心得ておくことが重要だ。知っておくことで、その前兆に気づきやすくなり、早めの対策が取れる。

 例えば、産後うつや更年期障害などのホルモンバランスの急激な変動によるイライラや全身の倦怠感、のぼせや動悸といった症状が強いものの場合は、その対応に特化した専門医を受診することがポイントになる。その他、「やる気が起きなくなった」「物事が決められなくなった」「最近、不安感が強い」といったメンタルバランスの不調を感じれば、悪化する前に身近な人に相談したり、予防のための心理カウンセリングを受けることが望ましい。

 信頼できる人に悩みや不安を打ち明けることによって、ストレスの緩和が図れるというだけではなく、経験者や有識者から、治療のために有効な知識を得ることができる。また、順序立てて話すことで本人が客観的な視点に立ち、1人で抱えているだけでは見えなかった盲点に気づき、環境改善に向けたヒントを得ることもある。

 こと、心理カウンセリングにおいては、話すことによって得られるこれらの効果が最大限に発揮され、うつ病を始めとする心の病の発症の予防に役立つ場として活用されたい。

参考データ:
厚生労働省「患者調査」
「みんなのメンタルヘルス」より
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html

文:心理カウンセラー 吉田明日香

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