脅威の顔認識能力を持つスーパーレコグナイザーにも弱点があった。異なる人種だと精度が落ちることが判明 (1/3ページ)

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脅威の顔認識能力を持つスーパーレコグナイザーにも弱点があった。異なる人種だと精度が落ちることが判明
脅威の顔認識能力を持つスーパーレコグナイザーにも弱点があった。異なる人種だと精度が落ちることが判明

kontekbrothers/iStock

 一度見た顔は絶対に忘れないという特殊能力を持つ人がいる。「スーパーレコグナイザー」と呼ばれている彼らはドラマの通行人役で出演していた名前も知らないエキストラが別のドラマにでても瞬時に認識できる。

 ここ10年で、私たちの顔を認識する能力には、かなりバラツキがあることが明らかになっていた。 

 平均的な顔認識能力の人がほとんどである一方、友人や家族の顔ですらなかなか覚えられない人(相貌失認)がいれば、またその反対に、とにかく顔の認識力に優れた人だっている。

 その類まれなる顔認識能力の持ち主のことを「スーパーレコグナイザー」という。

 だがスーパーレコグナイザーにも弱点があるようだ。
・スーパーレコグナイザーは遺伝的な特殊能力

 通常スーパーレコグナイザーとされるのは、「ケンブリッジ顔記憶テスト」(一連の顔を覚えた後で複数の写真を見て、どれだけ認識できるかカウントする)で一定以上のスコアを記録した人たちだ。しかし、最近ではいくつかのテストを行い、もっと厳密に能力が評価される。

 こうした研究からは3点ほど明らかになっている。まず1つは、スーパーレコグナイザーは新しい顔を記憶し、顔写真のそれを認識する能力において大抵の人を上回っていること。

 2つ目は、まったく知らない人が写る2枚の写真を見て、それが同一人物であるか見分ける能力に優れていること。そして3つ目は、その能力は遺伝的なもので、顔に限られないということだ。


・出入国管理や警察など、スーパーレコグナイザーが求められる職業

 世の中には顔の識別能力が重要になる職業がある。
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