未来のドローンは鳥型になるかも?鳩の翼を持ち機敏に空を飛び回れるハトボット(PigeonBot) (2/3ページ)
Remote-controlled pigeons take to the skies | Science News
・動物実験を行うことなく鳥の体の仕組みを解明
ハトボットを使えば、生きたハトを実験台にしなくても、鳥の飛行構造の仕組みを解き明かすことができる。
たとえば、ペットとして2羽の鳥を飼育しているレンティンク氏は、鳩が旋回するとき、左右のどちらの指を曲げているのだろうか? と、これまでずっと疑問に思っていたそうだ。
そこで、実際にハトボットで試してみると、片方の指を曲げるだけでターンを決められることが分かったという。
これは飛行する鳥が指だけで体をコントロールすることがある可能性を示す初めての科学的証拠でもある。

Lentink Lab/Stanford Univ.
・ハトの羽がバラバラにならないのはなぜか?
また別の実験では、もう1つの謎も解明されている。それは翼を広げたときに羽がバラバラになることなく、まとまっているのはなぜか? という疑問だ。
実験では、ハトボットの翼を利用して、重なり合う羽を再現してみた。ここから明らかになったのは、翼を広げるとき、2枚の羽は最初は簡単にスライドするが、途中で互いに引っかかることだった。
電子顕微鏡やエックス線顕微鏡で調べてみたところ、羽の上部から小さなフックのようなものが突き出ており、それがもう1枚の羽の下側に引っかかることが判明。レンティンク氏曰く「指向性のマジックテープ」が羽がまとまる秘密であることが分かったとのこと。