重岡大毅に西畑大吾、関西ジャニーズ“演技班”がドラマ界を制圧中 (2/4ページ)
それどころか、ケイトまで凶悪犯であるかのような恐怖の目を向け、あろうことか元恋人の尾高(柄本佑/33)を呼び出し、傷を舐め合おうとする。まさに最低も最低、器の小さな男の役なのだ。
後半に大どんでん返しがあるのかもしれないが、今のところ重岡はこのドラマでは「社会的な差別視線の代表」として、悪意なく歪んだ感情を吐く立ち位置である。嫌な見方をすれば、男気あふれる尾高の引き立て役でもある。それを、ダサいセーターを着てウジウジと演じる重岡は見事。『これは経費で落ちません!』(NHK)で世間を胸キュンさせた山田くんの影はいっさいない。今後の彼の俳優活動が、楽しみすぎる。
同じ意味で、意外な役で芸達者ぶりを見せたのが、なにわ男子の西畑大吾(23)。フジテレビ開局60周年特別企画として放送された『教場』ではズル賢い樫村卓実役を演じた。過去にはNHKの連続テレビ小説『あさが来た』『ごちそうさん』にも出演。理想の息子ともいえるたたずまいが印象的だった。
だからこそ余計に『教場』は驚いた。彼の目が笑っていない演技がここまで怖いとは。素朴な風貌と、まわりの気持ちを考えないサイコパスなセリフ回しのギャップは、ドラマの空気に一層の緊張感を生んでいた。人間のズルさを生々しく演じる覚悟を見せた重岡と西畑。この2人は、これからもドラマを面白くする存在となる気がする。