森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★西武園に奇跡は起きる (2/2ページ)
日本人がこのハードルを飛ばなくなってから日本は停滞を続けているように思うからです〉
〈日本人の心の琴線に触れる1960年代の世界観を使って『幸せ』を売る構造で勝負しようと考えました。今ある老朽化した遊具を代えるのではなく、ゲストの文脈を変えることで、古さを逆に活かして価値に変える戦略です〉
施設の古さという弱点を逆手にとって、新たな価値を創造していく。いま森岡氏がやろうとしている挑戦は、閉塞感につつまれる日本経済に一筋の光明を与えるものになるのではないか。
私は森岡氏に、私自身が新所沢で運営する54年間のコレクションを展示する私設博物館、B宝館を一度見に来て欲しいと要請した。森岡氏は快諾してくれた。森岡氏のビジネスに乗っかりたいのではない。森岡氏なら、きっとヒントになるものをつかんで、西武園ゆうえんちの再生に活かしてくれると思うからだ。