食料の質と量、安全面で問題を抱える児童はロンドンだけで約40万人いる(イギリス) (1/7ページ)

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食料の質と量、安全面で問題を抱える児童はロンドンだけで約40万人いる(イギリス)
食料の質と量、安全面で問題を抱える児童はロンドンだけで約40万人いる(イギリス)

image credit:Public Sector Catering/Twitter

 現在、イングランドの公立小学校で、レセプションクラス(義務教育の1年前のクラス)~小学校2年生以下の児童全員、または3年生以上でも低所得家庭の児童には、無料で学校給食が提供されている。

 だが、ロンドン市長による最近の調査で、約40万人の子供たちの食事に問題が発生していることが発覚した。

 子供たちは、成長に必要とされる十分な量の栄養を確保できていないのだ。また、支給される食事が信頼できる方法で入手されていない可能性もあるという。
・ロンドンでフードバンクの需要が急増

 近年、大都市ロンドンでフードバンクが急増している。この背景には、低所得世帯の増加があり、彼らへの支援として新たな法が提案され、今より更に多くの子供たちが学校給食を無料で受ける権利を得られるようになる日も近いとされている。

 現状としては、小学校2年生以下の児童は給食が無料で提供されており、3年生以上でも低所得家庭の子供は給食費を支払わなくてもいいという福祉がある。

 これについては、基本的に学校給食が無料になる児童の家庭は、ユニバーサル・クレジット(2013年に導入された低所得層向けの給付制度)や所得補助に頼っている場合に限られている。

 現在、ロンドンで94000人ほどの児童がこの権利を得ていると言われているが、ロンドン市長による最近の食料不安に関する調査では、ロンドンだけでも約40万人の子供たちが食料安全保障問題を抱えていることが明らかになった。
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