新型肺炎・デマ拡散大パニック(上)大量フェイクの「インフォデミック」発生 (2/2ページ)
いずれの情報も人々の不安をあおるという点では看過できないものですが、特に感染者が多いアジアの人々を排斥するような、差別につながるものは悪質極まりない。また、『中国人による買い占めを防ぐために、台湾の医薬品メーカーが台湾の旗をプリントしたマスクを販売した』という、両者の対立をあおるようなデマもありました。誰もがSNSを使用して、不特定多数の人に情報発信ができるため、一般人が被害者になると同時に、社会の混乱に加担する加害者(デマ拡散者)にもなりやすいというリスクがあるんです」
新型コロナに関するデマ情報やフェイクニュースの拡大・拡散を重く見ているWHOは、その現状について「世界的大流行を意味する『パンデミック』ではなく、科学的根拠のない情報が大量に拡散する『インフォデミック』が起きている」と指摘。WHOや厚生労働省などの公的機関は、サイトを通じて、デタラメ予防法の否定に躍起となっている。しかも、こうしたデマ情報・フェイクニュース対策は、当局と捏造者の間でイタチごっこ状態が続いているのだ。