サンフレッチェ広島「Jリーグ開幕戦でわかった」2020チーム展望 (2/2ページ)
その際には、運営本部長がナイキとのつながり、これまでの支援などの経緯を説明。「過去、経営危機が3回ありました。1回目が1999年、2回目が2007年、3回目が2012年の初めです。普通の会社ならつぶれています」(クラブHPの議事録より)と、運営の難しさを語っている。カープとの共同ユニフォームについても、「後付けだ、という声も聞きますが、そんなことは1週間程度の短期間では絶対にできません」(同)と、クラブの発展のための決定に理解を求めた。
新スタジアムとともに上昇するためにも…
クラブの成長に大きな意味を持つ新スタジアム建設についても、昨年には県知事、市長らとのトップ会談で基本方針が策定された。市の中心部で2024年の開業を目指しているが、建設地の微調整や資金の確保など、解決すべき課題は残っている。
現在のスタジアムは市街地からのアクセスが不便で、昨年の平均1万3886人という1試合平均の入場者数は、J1の18クラブのうち17番目のものだった(最下位は湘南の1万2848人)。シーズンチケットを買うために多くのファンが並び、一瞬で完売するカープとは大きな差がある。前述のカンファレンスでは、「観客を増やすためには、なりふり構ってはいられないと思います。アウェイのサポーターに来ていただくために、何か工夫や予定はありますか」(同議事録より)と質問が上がるなど、ファンも危機感を募らせている。
今後、中・長期的な視座からも、さらなる奮起が期待される2020年となる。