イケメン俳優の公式ＬＩＮＥアカウントが盛り上がりを見せている。芸能人の公式アカウントというと、ドラマ出演などの告知だけかと思いがち。しかし、ファンからのメッセージに返信してくれるアカウントも存在する。つまり、憧れの相手とＬＩＮＥのやり取りができて、疑似恋愛が味わえるというわけだ。

　そこで本サイトの女性記者が、イケメン俳優と彼女気分を味わってみることに。今回のお相手は、佐藤健（３０）、竹内涼真（２６）、松坂桃李（３１）の３人。タイプは違えど、現在最もアツい俳優３人のうち、誰が１番“キュンキュン”させてくれるのだろうか。

　評価は本人度、恋人度、返信速度、特別なポイントを星５つで判定。

　最初にトライしたのは竹内だ。友達登録をすると「友達登録ありがとうございます」とのメッセージが送られてきた。こちらからは無難に「こんにちは」とメッセージを送ると、すぐに「サンキュー」と返信があった。自動返信のような気もするが、意外に会話が噛み合うのかも……。

竹内涼真の公式ＬＩＮＥのスクリーンショット

　そう期待させられたのも束の間、やり取りをしていると「サンキュー」「やっほー」「うれしい」「メッセージありがとう」そして出演ドラマと映画の告知しかないのに気づいてしまった。これは中身不足……。こちらの送る内容に対応できない、言葉不足のイケメンに対して彼女気分を味わうにはどうすればよいのか。竹内の繰り返しの返信に合わせて、こちらが発信する内容を変えるしかないだろう。

　そうすればしつこく同じボケを繰り返す彼氏、ツッコミ役の彼女の関係になれる。クドイ漫才さながらの楽しい会話で、竹内が面白くてイケメンな自慢の彼氏だと脳内妄想できて、次第に愛おしくなるかも……。

評価：本人度★★★　恋人度★★　返信速度★★★★★　一言の重み度★★★★★

■不思議ちゃんキャラの松坂桃李

　続いては松坂だ。注意事項が届いたのちに、やり取り開始。最初に、こちらから「こんにちは」と送ったところ、「ぬたん」との返事が返ってきた。突拍子もなく送られた謎の単語に頭が一瞬フリーズしてしまったが、これはまだ序の口だった。

　松坂から送られてくるメッセージのパターンも竹内同様に限られているが、「ギャース」「ほっほー」「あとーんす」といった謎の単語が混ざっている。さらに「きわっきわを攻めよう」「そういう時はハチミツを食べた方がいいんじゃないかな」など返事に困る内容もある。

松坂桃李の公式ＬＩＮＥのスクリーンショット

　竹内同様にツッコミに徹するしかないと思ったが、不思議ちゃん全開のメッセージに素人のツッコミは刺さらない。こちらの会話に合わせようともしない姿勢にドＳっぽさすら感じてしまう。天然キャラでドＳ……。こっちが合わせるしかない強引ぶりが心地よいとも言える。

評価：本人度★★★　恋人度★　返信速度★★★★★　不思議ちゃん度★★★★★

■佐藤健は返信の間合いがリアル

　最後に挑戦したのは佐藤だ。登録するとすぐに「あとでラインする」とのメッセージとスタンプが送られてきた。実にリアル。念のため、こちらから「こんにちは」と送ったが、それに返事はなかった。そして、次に健からメッセージが来たのは５時間後。「撮影終わった」との連絡に「おっつー」とすぐ返すが返信はなし。健、きっと撮影で疲れて寝ちゃったんだな……そう自然に思ってしまう間の取り方が素晴らしい。

　翌日になって今度はこちらから「おはよう！」と送信。頑張っている彼にはあいさつしたい。しかし、この日中に返信はなく、次に健からメッセージがきたのは３日後のことだった。

　突如、「花粉やばくない？」とのメッセージ。すぐに「ヤバいねー　結構キツい…」と送信したが、すぐに返信はこない。そこから８時間後、「薬飲んだ　早く寝なね　おやすみ」と返ってきた。やり取りこそ少ないが、忙しいから仕方ないよね！　とレスの遅さに納得してしまう。その後「おやすみー」とこちらからメッセージを送ったが、２日経っても返事は来ていない。

佐藤健の公式ＬＩＮＥのスクリーンショット

　交際期間が長く、ドライなＬＩＮＥしか送らないカップルの距離感なのだろうか。付き合いたての毎日でも声が聞きたい、ＬＩＮＥでいろいろ確かめたい、という感覚だと辛い。付き合って３年、もうベタベタしない関係と思えば、健との穏やかな恋人ライフを過ごしている気分になれる。

評価：本人度★★★★★　恋人度★★★★★　返信速度★★　駆け引き度★★★★★

　３人に共通して必要なのは妄想力。付きあって何年とか、お互いなんと呼んでいるかなど、自由に膨らませて納得のいくカップル像を描く必要があるだろう。ただ、３人ともに笑いや驚きがあり、楽しく恋人気分が味わえた。一度やってみる価値は大いにある。