２０１７年４月に、出川哲朗（５６）のゴールデン帯初の冠番組としてスタートした『出川哲朗の充電させてもらえませんか？』（テレビ東京系、土曜１９：５４～２０：５４）が好調だ。

「土曜日の２０時という強力な裏番組がひしめく時間帯にもかかわらず、平均視聴率が１０％を超えることもあり、『めちゃ×２イケてるッ！』（フジテレビ系）を打ち切りに追いやったのは『出川の充電』とも言われるほどですからね」（制作会社関係者）

　２０１８年７月１４日の同番組の２時間半スペシャルには明石家さんま（６４）が出演し、２０１９年７月２０日のスペシャルには元ＳＭＡＰの中居正広（４７）が、さらに２０２０年１月２日に放送されたスペシャルには『新しい地図』の稲垣吾郎（４６）、草なぎ剛（４５）、香取慎吾（４３）の３人が出演するなど、超大物ゲストが出演することも少なくない。

「長時間にわたって電動バイクに乗る、というハードな企画でギャラもそれほど高くないにもかかわらず、これだけのゲストが出演してくれるのもやはり出川さんの人柄や人脈があるからこそ実現できているのでしょう。先に番組に出演した中居正広が、新しい地図の３人が番組に出演できるように、関係者にお願いしたという話もありましたよね。

　ただ、番組メインの出川さんが過去にないほどのポンコツぶりで……。出川さんといえば、昔から言い間違いや勘違いが多く、それも魅力なのですが、特に最近は名前や名詞の言い間違いが多くなってきているんです」（前出の制作会社関係者）

■長嶋一茂と石原良純を何度も間違える

　昨年１０月１２日放送には長嶋一茂（５４）が登場したものの「じゃあ良純さん、よしず……」と、一茂ではなく、石原良純（５８）の名前を何度も口にしてしまい、一茂から怒られるという場面もあった。

「言い間違いがあった場合、通常の番組なら撮り直しすることもあるのでしょうが、そのまま放送するのが『出川の充電』の特徴ですし、面白さでもあります。

　ただ、出川さんの信じられないような言い間違いをあえてテロップにするため、すべてを聞き取って、文字にする作業が必要になる。他の番組よりも編集に時間がかかりますし、それがスタッフの重荷にもなっているというんです」（前同）

『出川の充電』好調の背景には、大物ゲストだけでなく、スタッフたちの血のにじむような苦労があった!?