Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの平野紫耀（２３）とＳｅｘｙ Ｚｏｎｅの中島健人（２５）が３月２５日に放送される４時間生放送の音楽特番『Ｐｒｅｍｉｕｍ　Ｍｕｓｉｃ　２０２０』（日本テレビ系）で司会を務めることになった。

「日テレ側は平野と中島が持っている“数字”に魅力を感じて起用したのでしょう。２人は４月から始まる同局の連ドラ『未満警察 ミッドナイトランナー』でダブル主演。音楽特番で、Ｋｉｎｇ＆ＰｒｉｎｃｅとＳｅｘｙ Ｚｏｎｅそれぞれのグループが歌うダブル主題歌も初披露するので、番宣の意味もありますね」（芸能記者）

　ファンからは司会抜擢に喜ぶ声が寄せられるが、「中島健人と平野紫耀のダブル司会は完全に危険な賭け」や「司会がケンティーと平野紫耀って不安でしかない」といった声もＳＮＳ上に寄せられている。

「平野は超のつく天然キャラで知られています。２０１５年１１月放送の『まいど！ジャーニィ〜』（ＢＳフジ）で、この回のＭＣになると決まったときに、なにわ男子の大西流星（１８）ら共演者から驚かれていました。番組が進むと大事な前振りで噛みまくる、途中ほとんどしゃべらくなったので突っ込まれるなど、ＭＣでも天然ぶりが炸裂していました」（女性誌記者）

　さらに２０１９年３月３１日、主演映画『ｈｏｎｅｙ』の舞台挨拶でも司会を務めた平野だったが、

「共演者に軽快に話を振っていくことはできていましたが、平祐奈（２１）のコメントに対して曖昧に頷いてしまい“ちゃんと聞いてました？”と突っ込まれていました。高橋優（３６）にも突然なぞなぞを出題するなど自由というかマイペースというか……(笑)」（前同）

■平野はアナウンサー修業も経験

　司会ぶりには不安な声が寄せられる一方、平野には意外な修業経験もある。

「平野は２０１８年１０月に朝の情報番組『ZIP！』（日本テレビ系）内のコーナーでアナウンススクール・日テレ学院に弟子入り。ニュースの原稿読みにも挑戦し、最終日には桝太一（３８）アナウンサーが毎朝行っている２０秒のオープニング１人しゃべりも実践。先生から“何よりも爽やかだった”と評価されています」（同）

　相方となった中島も配信番組『Ｄｉｓｎｅｙ イッツ・ア・クイズワールド』で単独ＭＣの経験がある。

「中島にも単独ＭＣの経験があるとはいえ、４時間の生放送は初めてでしょう。しかも平野も中島も音楽番組の司会は初めてです。いきなりの大舞台で心配する人がいるのも無理はないですよね」（前出の芸能記者）

　なぜ、不安材料のある２人が司会に起用されたのか。そこにはジャニーズ事務所の世代交代の思惑もありそうだ。

「これまで日テレで放送している大型音楽番組『ＴＨＥ　ＭＵＳＩＣ　ＤＡＹ』と『ベストアーティスト』では櫻井翔（３８）が総合司会を務めていました。しかし２０２０年末に嵐が活動休止となれば、来年以降の放送で櫻井が司会を継続するか不透明。そこで平野と中島が“櫻井の後継候補”として名前が挙がったのでしょう。まだ司会の腕はまだ期待できませんが、２人には人気がある。司会の技術は徐々につけていってくれれば、というところではないでしょうか」（前同）

　平野は天然のパワーを遺憾なく発揮できるか、中島は奔放な平野をフォローし、番組をまとめていけるか。２人は周囲の雑音をかき消し、櫻井の後継となれるのか、大いに期待したい。