不貞疑惑補佐官と安倍晋三「コロナ検査潰し」(2)既得権益より国民の命を! (2/2ページ)
新型コロナウイルスはBSL-3レベルの研究施設で取り扱うのが望ましいとされている。BSL-3とは4段階ある安全管理レベルのうち、エボラ出血熱などのレベル4を扱う最高水準の施設に次ぐ施設だ。「バイオハザード」の表記が掲げられ、外に汚染した空気が絶対に出ない設備が必要。事前に届け出を行ったスタッフしか入室を許されず、入退室の前にエアシャワーを浴び、室内では防護服の着用が義務付けられる。
安倍内閣は口が裂けても「施設不足」を国民に説明できない。日本国内にはレベル3、レベル4の研究施設が絶対的に不足しており、専門家は「この状態では生物兵器テロやエボラ出血熱などのパンデミックに対応できない」と再三指摘していた。ところが専門家の進言を一蹴し、17年に強引に新設したのが無用の長物「加計学園」獣医学部の新設。この横ヤリで獣医学部新設が頓挫した京都産業大学では、新型鳥インフルエンザウイルスに対応できるBSL-3施設が稼働している。加計学園でなく京都産業大学に予算とマンパワーを投じていれば、今回の新型肺炎でも助かった命があるかもしれない。
那須優子(医療ジャーナリスト)