横浜流星「シロクロ」、謎ばかりが残るも視聴者受けが良かったワケとは? (2/2ページ)

アサ芸プラス

一つは、この日曜ドラマ枠で1年ぶりに後味の悪くないラストを迎えたこと。3作前の『3年A組』ではガンで余命いくばくもない高校教師(菅田将暉)が命がけで世間に対して問題提起をする場面が感動を呼びました。それに対して前々作の『あなたの番です』では次々とマンション住民が殺され、その殺害理由にも救いがないことから後味の悪さが残ることに。そして前作の『ニッポンノワール』では主役・賀来賢人の演じるサイボーグ刑事がラストシーンで撃たれ、死んだのかどうかもわからないという不透明な終わり方が不評だったのです。一方で『シロクロ』では主役の二人が新たな恋を始めそうな予感で幕を閉じたことにより、視聴者も納得できたのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 それに加えて、主役二人の描き方も視聴者をうまく誘導したというのだ。テレビ誌ライターが続ける。

「本作はダブル主演の体を取っているものの、実際の主役は横浜であり、やたらと上半身マッパで体を鍛えるなど女性ファンを意識した演出が目立っていました。それに加えてお相手の清野がフェロモンを出すタイプではないためか、最終回のキスシーンでも清野に対する恨み節は少なく、女性視聴者は横浜との疑似キス体験ができた模様。そしてラストシーンで横浜と改めて恋を始められるという少女マンガのような展開も用意され、満足できたに違いなさそうです」(前出・テレビ誌ライター)

 ラスト2話では泣き、怒り、悔やむという幅広い演技で女性視聴者を魅了していた横浜。数字的にはイマイチだったものの、役者としての成長を果たした作品として「シロクロ」の評価はまずまずという結果になりそうだ。

(金田麻有)

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