確認したい、新型コロナ問題の影響によるストレス症状 解消法は (2/2ページ)
こうした、完全に解明されていない未知のウイルスによる不安感や外出の自粛がもたらす身体症状、またはネガティブな心理状態を重篤化させないために、以下のような対策も有効だろう。
まず、不安感が強い時には、不安を煽るような報道から一時的に目を離すといった方法も効果がある。
また、信頼できる人に自分の不安な気持ちを話すだけでも不安な気持ちが軽くなる場合がある。
同居する家族とのコミュニケーションや、会えない友人とのメールや電話、SNSなどでの交流にも不安によるストレスを緩和する効果が期待できる。
睡眠障害対策としては、日中は室内に日光を取り入れるようにしたり、なるべく昼夜が逆転しいように生活リズムを整えるような心がけが必要だ。
運動不足を解消するための方法としては、ダンスや筋トレ、踏み台昇降運動といった、室内でできる運動を取り入れるのがおすすめだが、ジムの閉鎖が続く中、自宅での実施が難しい場合は簡単なストレッチだけでも効果は期待できる。
ただし、どうしても眠れない時は、眠れないことにあまりこだわり過ぎない方が良い場合もある。
その他、DVD鑑賞や家族でできるゲーム、模様替えや整理整頓など、家の中でも楽しめることを見つけるようなポジティブな努力が、心理的に良い効果をもたらしてくれるだろう。
文:心理カウンセラー 吉田明日香