中国が極秘実施「武漢コロナ予行演習」(上)中国当局が空港で… (2/2ページ)
まさに、新型ウイルスが武漢を急襲することを予期していたかのようなオペレーションだった」(外信部キャップ)
折しも、武漢は各国の軍人が参加する「ミリタリーワールドゲームズ」が開催される直前だったという。
「これは各種スポーツ競技を軍人アスリートが競う『軍人五輪』と呼ばれるスポーツ競技大会で、95年より4年に一度開催されているものです。昨年は10月18日から武漢で開催されていました。その開催に先駆けることちょうど1カ月前の9月18日に、この予行演習が行われたのです」(外信部キャップ)
この演習に関しては、中国事情を報じる米ニュースサイト「大紀元」が報じている。
「演習の中身は、空港に間もなく着陸する航空機内から『呼吸困難で体調不良の乗客が入国する』という連絡が入り、空港通路に臨時検疫ブースを設置。感染者の搬送、濃厚接触者と一般接触者を特定したあとに隔離と経過観察、消毒など衛生処理を行う全過程を実践で行っていた。わずか2カ月後に同じ武漢をコロナウイルスが襲ったわけですから、この記事を読んだ読者は『こんな偶然が重なることがあるとは』と衝撃が広がっている」(外信部キャップ)
中国事情に詳しい作家・北一策氏が、この予行演習の詳細について解説する。
「ニュースソースである『大紀元』の記事には写真6枚が添付されており、その写真の中には『湖北経視』の記者4名の名前も見て取れる。よってこの予行演習は『湖北経視』によって報道されたものだと考えられます。この『湖北経視』は湖北省武漢市を拠点とする地方テレビ局のウェブサイトで、武漢市の武昌区、中南路に拠点を構えており、中国共産党中央と強いつながりを持っていることが想定されます」
つまり、中国当局が新型ウイルスの急襲に備え、あらかじめ対策を講じていた可能性が十分にうかがえるのだ。