障がい者就労機会拡大を目指す企業プロジェクトが慶應義塾大学前野隆司教授との共同研究をスタート! (2/3ページ)
2.幸福度評価の概要
共同研究においては、発注企業内での幸福度モニタリングが必要となるため、前野教授が提唱する幸せの4因子(「やってみよう因子」「ありがとう因子」「なんとかなる因子)「ありのままに因子」)と、一般社団法人ウェルビーイングデザインの作成した指標とを活用し、発注対象業務部門に属する社員から日々回答データを収集します。
また、業務を受託する障がい者が所属する就労継続支援事業所と連携して、従事する障がい者の幸福度を計測します。
幸福度が高まることで生産性が30%向上し、欠勤率や離職率も低くなるという研究成果もあるため、幸福度を成果指標とした業務アウトソーシングは、企業側・障がい者側双方にとってのメリットが大きいと考えられます。
また、外部委託先で対応する障がい者の幸福度の高まりを発注元企業の社員にも共有することで、社員エンゲージメントの向上にも寄与すると考えています。単なるアウトソーシングだけの関係としてではなく、幸せなチーム作りにも貢献し、結果として企業の社会的価値を高めることが期待されます。
さらに、当該業務と障がい者の相性が良いほど幸福度向上にも繋がりやすいと考えられるため、幸福度という観点で双方のデータを取得することは、企業への障がい者の就労機会拡大にも貢献できると考えられます。
2020年5月より、「活躍協創プロジェクト」の業務発注企業・受託事業所の双方で実証実験を開始します。本プロジェクトでは、参加する企業を広く募集します。
業務を発注する企業には、一般社団法人障害者雇用基準認定協会から、社内の障がい者雇用に関する理解を深めるためのEラーニングコンテンツが提供され、社員教育に活用することができます。
業種や規模の大小を問わず、多くの企業が一部の業務を外部委託することで、社会の幸福度を高めていくことに繋がります。