地球内異世界探訪。螺旋状に渦を巻くスーパーロングなひも状の生物(オーストラリア) (2/2ページ)

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・地球で最長の生物となるか?

 ブラウン大学(アメリカ)の海洋生物学者ステファン・シーベルト氏によるとこれはクダクラゲ目ケムシクラゲ科の一種で、1つの動物のようで、じつは数千もの個体が高度な1つの実体を形成しているのだという。

 調査されていた地域ではわりと普通にいるらしいが、ここまで大きく奇妙な姿をしているものは珍しいそうだ。

 「水中ドローンの操縦士がざっと見積もっただけで、きちんと計測されたわけではありませんが、地球上に存在するいかなる動物よりも長いようです」と、西オーストラリア博物館のリサ・カーケンダール氏は話す。

 一番外側のリングは、推定およそ47メートルという巨大さで、そこから全長を推測すると120メートルに及ぶという。

 だがこれは「個虫」という小さな個体が集まって形成されたものだ。

 個虫は、数千もの自らのクローンを作り出し、1つの「群体」を作り出す。だが、それは単純な集合体ではない。その巨大な体の中で、トゲのある触手、エサをおびき寄せる赤いルアー、あるいは生殖や移動に特化した部分といった具合に、さまざまな器官が形成されている。

クローンの一部は捕食に特化する。ほっそりとした体にぶら下がる長い触手は、釣り針が並んだ釣り糸のよう。こちらの別のクダクラゲのフリル付きの触手もそうだ。


・地球上に存在する異世界

 カーケンダール氏によると、撮影されたスーパーロングな螺旋状のケムシクラゲは、エサを食べる姿勢を取っていたと思われるらしい。

 これほど巨大な群体にもなると、少なくとも数百万の個虫が協力しながら、エサを食べていると考えられるそうだ。エサの栄養は、全員がつながっている幹の部分(神経シグナルの通路でもある)を通して共有される。

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Schmidt Ocean Institute(@schmidtocean)がシェアした投稿 - 2020年 2月月26日午前8時36分PST


 撮影された映像の中には、ケムシクラゲにしがみついてそれを食べるササノハウミウシ(学名 Cephalopyge trematoides)の姿も映っている。

クダクラゲのクローンにしがみつくササノハウミウシは、まるで飾りのように群体にぶら下がっては、ゆっくりとそれを食べている。

 ニンガルー・キャニオンズが撮影した深海の映像には、いくつもの奇妙な生物が映し出されている。


Illuminating Biodiversity of the Ningaloo Canyons - Week 3 ROV Highlights HD - FK200308

 これだけ不思議な連中が揃っているのだ。あえて、宇宙の果てまで地球外生命を探しに行かなくてもいいのではないだろうか?

References:techtimes. / sciencealert./ written by hiroching / edited by parumo
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