４月７日、安倍晋三首相は新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の７都府県に出すと発表。

　４月１０日には東京都の小池百合子知事が、休業などへの協力を要請する具体的な業態や施設の種類を公表。ネットカフェやパチンコ店への休業要請のほか、居酒屋を含む飲食店で営業時間やアルコールを提供する時間の短縮などを求めることになった。

「７月に開催予定だった東京五輪は１年程度の延期を発表。世界各地では感染者の拡大が続いているため、まだまだ先が見えません。また、テレビ番組のロケや収録もできない状況にあるため、総集編や再放送、映画などで対応する局も増えてきています」（民放キー局ディレクター）

　コンサートやイベントなども軒並み延期や中止を発表。ジャニーズ事務所も、５月６日まで開催予定だった主催公演をすべて中止すると発表。ＮＥＷＳ、Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ、ジャニーズＷＥＳＴのコンサートや、所属タレントが出演する舞台の中止が決まった。

「気になるのは５月１５日、１６日に東京・国立競技場で予定されている嵐の『アラフェス２０２０　ａｔ　国立競技場』が開催されるのかどうかですよね。ジャニーズ事務所が“５月６日まで”と決めたのは、『アラフェス』はどうにか開催したいという思惑もあるのではないでしょうか」（芸能記者）

■松潤は大野に延期を相談？

　嵐は２０２０年末をもって活動休止すると発表しているが、「ＮＨＫ東京２０２０オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」を務めており、東京五輪延期が決定したことで、その活動がどうなっていくかにも注目が集まっている。

「リーダーの大野智（３９）以外は、２１年以降もそれぞれが芸能活動を続けていきます。３月３１日発売の『女性自身』（光文社）では、ＮＨＫは東京五輪延期が決定する以前から、ジャニーズ事務所と今後について連絡を取り合ってきたと報じています。そんな中、浮上してきたのが嵐の活動を２０２０年末ではなく、年度末の２０２１年３月まで、３か月間延長するという案だというんです。

　ＮＨＫとしては来春までは五輪の顔として、嵐にスペシャルナビゲーターを務めてほしいと考えているでしょう。ただ、『女性自身』でもその想定には、大野の存在がネックになってくると報じています。そもそも嵐の活動休止は大野の“自由な生活がしてみたい”という思いから決まったこと。関係者の間では大野の心身はもう限界に来ていて、ボロボロだとささやかれていますからね……」（前出の芸能記者）

　４月７日発売の『女性自身』の記事によると、嵐の全コンサートで演出を担当してきた松本潤（３６）は、『アラフェス』の準備に誰よりも注力してきたと伝えている。

「松本は半年以上前から演出プランを練り込んできたようです。記事によると、松本は嵐の演出担当として“不完全燃焼のままでは嵐は休止できない”という考えで、大野に対しても“ファンへの感謝を直接伝えられないなら、活動休止はしたくない”と思いを伝え、今後の活動について相談したといいます」（前同）

■大野「最近、マジで本当に嫌だった」

　松本が大野を説得しているという記事に対して、ＳＮＳ上では、「もういいよ、大野くん休ませてあげてほしい」「もういいじゃないですか、タイミングが悪かったって事で、松潤あきらめ悪いぞ」「大野くんはキッパリと辞めると思うよ！」といった声も上がっている。

「大野は活動休止後、大好きな海釣りを中心とした生活をすると聞こえてきています。以前から、沖縄・宮古島に物件を探しているともささやかれていましたし、すでに活動休止後のことを見据えているのではないでしょうか」（女性誌記者）

　４月９日放送の『ＶＳ嵐』（フジテレビ系）に、お笑いトリオ・森三中の大島美幸（４０）と村上知子（４０）が出演。大島は嵐の大ファンを公言しているが、壁を登る種目「クリフクライム」について「最近の嵐さんのクリフクライム、やる気ないです」とバッサリ切り捨てた。

　これに櫻井翔（３８）は「だんだん年を重ねてきたから……」と言い訳。さらに大島は「あからさまなんですよ、顔に出るのが。ごめんなさい、特にリーダーと松本さん」と大野と松本を名指しして批判した。

「大島の指摘に大野は、“最近、マジで本当に嫌だったんだよ。だってしんどいじゃん”と漏らしたんです。これを受けて、ＳＮＳ上でも“最近のリーダーの言動は開き直った感じがする”といった声が多く上がりました。もちろん、番組では冗談めかして言っていましたが、これが大野の芸能活動に対する“本音”にも取れてしますよね……」（前出の女性誌記者）

　嵐は「しんどい」と語った大野。はたして５人で、有終の美を飾ることはできるのだろうか!?