２０１９年６月、闇営業問題が報じられ、芸能活動自粛を余儀なくされた雨上がり決死隊の宮迫博之（５０）とロンドンブーツ１号２号の田村亮（４８）。

　今年の１月末、宮迫はＹｏｕＴｕｂｅｒとして、亮は相方の田村淳（４６）とともにトークライブで、それぞれ芸能活動を再開。さらに亮は４月７日放送の『ロンドンハーツ』（テレビ朝日系）に出演し、約９か月ぶりに地上波テレビ復帰を果たした。

「実は、この４月から宮迫や亮が所属していた大手お笑い事務所の会長が京都と沖縄でラジオ番組をスタートさせたんです。４月５日にＫＢＳ京都ラジオで始まった『らぶゆ～きょうと』の初回ゲストはなんと亮。亮は翌週１２日放送の２回目にも引き続き出演しているんです」

　会長は番組の第一声で「今日は頼りになる我が社の超一流芸人、ロンドンブーツ１号２号の田村亮さんです」と紹介。亮は「これ１回目の放送ですよね？」と、自分が初回にキャスティングされたことにツッコミを入れていた。

　また、会長が「まさか亮くんとするとは思ってなかった。一番暇やなと思って」とイジると、亮は「たしかにめちゃくちゃ暇ですけど！」と応じた。

　亮は相方の淳が設立した『株式会社ＬＯＮＤＯＮＢＯＯＴＳ』に所属し、以前の事務所とは“専属エージェント契約”を結ぶ形で芸能活動を再開している。

■加藤「経営陣が変わらないなら俺は辞める」

「一方、淳は以前の事務所に所属したままですし、２人のマネージャーも前までと同じ人がついていますから、実態は闇営業発覚前と何ら変わらないんです。ただ、会長と亮のラジオは終始なごやかで楽しい感じで進行しました。

　しかし常々、会長はなれ合いになるのを避けるため、所属タレントとはあえて交流しないようにしてきたといいます。にもかかわらず、ラジオ番組をスタートさせ、初回放送のゲストとして闇営業問題の中心人物だった亮を呼んだのは本当に意外ですよね」（芸能記者）

　今回の会長のラジオを受けて、「戦々恐々としているとささやかれる芸人が３人いる」と話すのはお笑いプロ関係者。

「その３人というのが、極楽とんぼの加藤浩次（５０）、友近（４６）、たむらけんじ（４６）だといいます。まず、宮迫と亮が事務所に反旗を翻して会見を強行した際、それに同調したのが加藤でしたよね」

　宮迫と亮が会見を行った直後、加藤はＭＣを務める『スッキリ』（日本テレビ系）の中で、「会社のトップが責任を取らない会社って機能しているのかな」、「みんな我慢してきた。経営陣が変わらないなら俺は辞める」と発言。

「その後、加藤は２０１９年１０月に事務所を離れ、有限会社加藤タクシーとして事務所とエージェント契約を締結。しかし、加藤に追随してエージェント契約を結ぼうとする芸人は結局、いませんでした。以降、加藤はトーンダウンしてしまったようで、周囲には“『スッキリ』って終わらないですよね？　大丈夫ですよね？”と心配して、探りを入れていると聞こえてきていますね」（前出のお笑いプロ関係者）

■友近にはパワハラ疑惑……

　加藤と同様、友近も宮迫と亮の会見直後、情報番組『ゴゴスマ』（ＴＢＳ系）で、事務所上層部に対して「会話の最初に威圧的な態度を取り、相手を萎縮させる」と苦言を呈する場面があった。

「ただその後、２０１９年８月の『週刊新潮』（新潮社）が友近のパワハラ疑惑を報じたんです。ここ１０年の間に２０人のマネージャーをパワハラによって辞めさせたという記事でした。ただ、記事が出た後も、友近のマネージャーは次々に辞めていったといい、事務所が“次にパワハラでマネージャーを辞めさせたらエージェント契約に切り替える”と宣告したそう。以降、友近も事務所内での自分の立場を理解して、トーンダウンしているといいます。

　また、たむけんも２０１９年１２月にインスタグラムに、専属エージェント契約締結に向けて話し合いをしたと投稿。その後、契約を締結したという続報はありません。話し合いは頓挫、もしくは継続中ということなのでしょうが、たむけんもエージェント契約にはおよび腰なのかもしれないです。

　加藤、友近、たむけんの３人は、言い知れぬ不気味さを感じているかもしれません。３人は、闇営業問題の際に会社に対する意見を述べて、反抗的だ、と認識された可能性がある。ところが、その問題の中心であったはずの亮が、会長のラジオにゲストで呼ばれ、終始楽しそうに話している……。そこに３人は、なんらかのメッセージや裏を感じているでしょうね」（前同）

　はたして、３人を待ち受ける運命は……？