慶応病院「コロナぶちまけ大艶会」の全真相(2)医療崩壊ドミノが始まった (2/2ページ)

Asagei Biz

この迷惑な集団感染で、厚労省クラスター班の分析もストップ。国の新型肺炎対策はさらに後手後手に回った。しかも研修医の集団感染により、慶応病院や関係先の女性職員が保育園、学童保育の利用を断られているというから、被害は二重にも三重にも拡大している。

「学童保育と保育園からは『医療従事者のご家庭の園児さんは断らないという方針でしたが、慶応病院にお勤めのご家庭は他のご家庭より感染リスクが高いので……』と言われ、何も反論できませんでした。子供もつらかったでしょう。その日、子供を抱いて泣きました」(女性職員)

 ただでさえ新型肺炎パンデミック、院内感染で混乱しているところに、子供を抱える医師や看護師、女性職員が戦線離脱。慶応病院の患者はもちろん、職員も研修医の被害者であり、疲弊の限界に達している。

 慶応病院の救急外来は都心部で唯一、精神科の救急診療も受け付けていたが、院内感染を受けて精神科の急患受け入れは中止。慶応病院と並び、精神科の救急外来を設けている都立松沢病院に負荷がかかり、同病院の診療業務が一部停止を余儀なくされるなど、一見、感染症には関係のない診療科でも医療崩壊ドミノが始まっている。

 慶応義塾大学医学部の初代学部長、北里柴三郎は中世から近世にかけて世界で恐れられたペストの病原菌を発見。インフルエンザや狂犬病、赤痢等の血清を開発し、今のワクチン治療の礎を築いた近代感染症医学の父である。その北里の墓標に泥を塗ったパーティー参加者は、現在も後期研修と新型肺炎の後方支援を休んで経過観察中(4月10日現在)。そのまま医師をやめてはどうか。

※慶応病院「コロナぶちまけ大艶会」の全真相(了)

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