中村倫也『美食探偵明智五郎』撮影自粛の棚ボタで4月ドラマ王者に

日刊大衆

中村倫也『美食探偵明智五郎』撮影自粛の棚ボタで4月ドラマ王者に

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月からスタートするはずだったドラマが放送延期になるケースが続々と出てきている。

 ざっと見ただけでも4月9日スタートのはずだった『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)に4月11日の『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)、4月15日の『ハケンの品格』(日本テレビ系)、4月16日の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、さらに4月19日の『半沢直樹』(TBS系)など。撮影スケジュールが自粛によって進まず、各局なつかしのドラマと差し替えるなど、対応に追われている。

 そんな中、4月12日に予定通り放送されたのが、中村倫也(33)主演の『美食探偵明智五郎』(日本テレビ系)だ。こんなご時世だからこそ、新ドラマは待ち遠しい。それを反映してか、初回の平均視聴率が10.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と2ケタで発進した。この日は中村が演じる明智と助手である小林苺(小芝風花/22)との出会い、そして宿敵となるマグダラのマリア(小池栄子/39)と出会うきっかけになった殺人事件が描かれた。

 主演の中村は、2005年のデビューから主演、脇役問わずさまざまな作品に出ているが、本格的に追い風が吹き出したのは、15年の『下町ロケット』(TBS系)あたりからだろう。深田恭子主演のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)で多くの女性の目に留まるところとなり、19年『凪のお暇』(TBS系)で本格的に爆発したが、10年以上ももどかしい時期があった苦労人といえる。

 助手を務める小芝風花も然り。最初から存在感はあり、14年の実写版映画『魔女の宅急便』の主演などを務めて注目は浴びるも、ここぞという決め手に欠けて伸び悩み感が否めず。しかし19年に初主演したドラマ『トクサツガガガ』(NHK)あたりから俄然キャラが立つようになり、『美食探偵』の根っから明るい現代っ子の苺役も、弾けっぷりが気持ちいい。

■コロナ騒動がなかったら「ナシ」だったかも?

 この2人の演技もいいのだが、なにより『美食探偵』の見どころは豪華な料理の数々。外に出られないご時世、「食べ歩きになった気分」にさせてくれる数々のシーンは、かなりのアドバンテージだ。想定外にしろ、私たちが渇望している「できなくなった楽しみ方」の欲求を満たしてくれる、勝ちドラマとなりそうである。4月6日、番組のツイッター公式アカウントが撮影を止めていると投稿したが、撮影自体はだいぶ進んでいたようで、しばらくは楽しめそうだ。

 コロナで人々の価値観が大きく変わる中、今後、間を空けて放送スタートするドラマの見方も大きく変わることは間違いない。正直、『美食探偵』も平和なときなら、2ケタいかなかったかもしれない。逆に以前なら「おおいにアリ」だったものが「ナシ」になる可能性もある。遅れてスタートするドラマの反応から、コロナ騒動を境に「変動していく価値観」が見えてくる気がする。

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