羽生結弦“コロナ”動画に秘めた「壮絶トラウマ」と「3.11の星空」 (1/3ページ)

日刊大衆

※羽生結弦。画像は日本オリンピック委員会の公式ツイッター「@Japan_Olympic」より
※羽生結弦。画像は日本オリンピック委員会の公式ツイッター「@Japan_Olympic」より

 フィギュアスケーターの羽生結弦(25)が4月17日、日本オリンピック委員会の公式ツイッターに登場し、新型コロナウイルス感染拡大防止の協力を呼びかけた動画が話題になっている、

「1分30秒あまりのメッセージ動画には、不要不急の外出自粛への協力願いや、医療従事者への感謝、新型コロナウイルス肺炎を発症し闘病中の方々への励ましの言葉などが述べられていました。

 特に、今まさにコロナと闘っている人々に送った“真っ暗闇なトンネルの中で、希望の光を見いだすことはとても難しいと思います。でも、3・11の時の夜空のように、真っ暗だからこそ見える光があると信じています。どうか無理をなさらず、周りにいる方々を信じて、頼ってください”という言葉に対しては、世界中の人々から“感動した”“国のトップやどんな人の言葉よりも響いた”“一筋の光が射したようだ”と多数の称賛の声が上がったのです」(スポーツライター)

 そこには羽生の実体験に基づく強い信念があった。

「今回のメッセージ中にも出てきましたが、羽生は2011年3月11日に起こった東日本大震災の際、地元・仙台のリンクで被災をしています。アイスリンクで練習中に大きな揺れを感じ、スケート靴を履いたまま慌てて外に避難したそうですが、その後、ライフラインがすべて閉ざされた自宅には戻ることができず、しばらくは家族で避難所生活を送ったそうです」(前出のスポーツライター)

■羽生の“震災フラッシュバック”と“3月11日の星空”

 震災後、ライフラインが止まったリンクでは氷も作れないために練習拠点は閉鎖に。

「恩師を頼り、横浜のリンクで練習を再開させたものの“こんなときに自分はスケートをやっていていいのだろうか”との思いに苦しんだ、と後日、羽生本人が話しています。また、震災のフラッシュバックにも悩まされたそうで “地震からしばらくの間は目を閉じるとあの時の光景が浮かんでくるようになってしまった。

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