コロナ死・岡江久美子さんの「愛」と「確執」2人の男
4月23日、新型コロナウイルスによる肺炎のために亡くなった女優の岡江久美子さん(享年63)。岡江さんは3日に発熱し、6日に容態が急変。その後すぐにICU(集中治療室)で懸命な治療を続けたが、昨年末からの乳がんの治療による免疫力の低下が重なったことで、症状が重症化してしまったという。
「岡江さんは1975年に女優デビューすると、1996年からは毎朝『はなまるマーケット』(TBS系)の司会も担当。2014年の『はなまる』終了後は連続ドラマにも出演し、長年お茶の間を楽しませてくれました。女優と朝の顔という2つの顔をもつ岡江さんは、幅広い年代に愛されていましたね」(芸能記者)
突然の訃報を受け、ネット上では、「岡江さんの『天までとどけ』大好きでした」「毎朝『はなまるマーケット』で岡江さんから知恵や元気をもらっていました」「ジブリの『猫の恩返し』の母親役。可愛くて好きだったな」「おもしろくて女優さんなのに親しみが持てる、すてきな方でした」と、年代を問わず悲しみの声が上がっている。
また、『終着駅シリーズ』(テレビ朝日系)で長年岡江さんと夫婦役を演じた俳優の片岡鶴太郎(65)は、「まだ、私の隣には、岡江久美子さんの体温も、御声も、若く美しい御顔も、存在して居りま!!岡江久美子さん!悲し過ぎます!!辛過ぎます!!寂し過ぎます!!」と自身のブログで悲しみをつづっている。
私生活では、NHKのクイズ番組『連想ゲーム』で共演したことをきっかけに、1983年に俳優の大和田獏(69)と結婚。
夫の大和田と長女の大和田美帆(36)は、岡江さんの死去にあたって、
「今はただ残念で信じがたく、悔しくて悔しくて何も考えられない状態です。どうかそっと送って頂きたいと願っています。仕事関係者の方々、ファンの皆様、ご友人の皆様、長いお付き合いを感謝致します。また、全力を尽くして治療にあたって頂いた医療関係者の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。皆様、コロナウイルスは大変恐ろしいです、どうかくれぐれもお気をつけください」
と連名でコメントを発表。
また、大和田獏の兄で俳優の大和田伸也(72)は自身のツイッターで、「獏と二人は、自慢のすばらしい夫婦でした。私にとりましても、久美ちゃんは最高にかわいい、いい義妹でした。獏から入院していると聞いた時、まさかこんな日が来るとは思ってもいませんでした。残念です。悔しいです。若い頃からの思い出は尽きません」
と岡江さんを追悼した。
■おしどり夫婦として
「岡江さんと大和田は、長年おしどり夫婦として有名でした。大恋愛の末に結婚した2人でしたが、獏さんが岡江さんの初めて交際した相手だったのでは……という噂もありましたね。40年近い結婚生活で、夫婦喧嘩も少なくなかったようですが、それも仲の良い証拠。お互いスキャンダルとは無縁でした。
2013年に“いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー”を受賞した際には、大和田は“30年の結婚生活の半分以上に『はなまる』があった。母として子育てをしながら、全うしてくれた。よく頑張ったなと思います”と岡江さんのことを称え、岡江さんも“(大和田が)いつも協力してくれた”と笑顔で話していました」(前出の芸能記者)
岡江さんが夏休みで『はなまる』を休んでいる間、夫の大和田が出演したこともあったという。
「番組出演時、大和田は、“旅行に行くとき、自分は前もって準備をするのに、妻は出発日の朝ものすごい勢いで荷造りをする”と夫婦の性格の違いについて話していました。岡江さんと大和田はこういったお互いの違いを受け入れ、長年尊重しあっていたのでしょう」(前出)
そんな2人の最後のやりとりは、岡江さんの容体が急変した6日のラインだったという。
■朝の名コンビ
岡江さんの芸能生活を語る上でかかせないのが、『はなまるマーケット』で長年コンビを組んだ薬丸裕英(54)。2人は約17年半、お茶の間の朝の顔として親しまれた。
「岡江さんと薬丸の間には、長年にわたって“確執がある”と、不仲説が囁かれていました。“薬丸は岡江さんを自宅に呼んでいるのに、薬丸は一度も呼ばれていないから根にもっている“とか、“放送中、机の下で蹴り合っている”とか。“岡江さんが薬丸のことをハゲと呼んでいる”なんて言われていたこともありました(笑)。
大らかで思ったことはハッキリ言う岡江さんと、几帳面な薬丸では性格が違いすぎることから、口論が多いと思われたのでしょう。ですが、不仲説が流れる度に2人は笑っていたようですよ。薬丸は後に、“不仲説の記事が出ると視聴率が上がるから助けられた”と当時を振り返っていました」(女性誌記者)
岡江さんと薬丸は、プライベートでも交流があった。
「3男2女の大黒柱である薬丸に岡江さんがお米券をプレゼントしたり、薬丸が“夫婦で飲んでください”と岡江さんに高級ワインを贈ったこともあるそうです。『はなまる』10周年の時は、岡江さんは感謝の気持ちを込めて、エルメスのティッシュボックスを薬丸に贈ったといいます。さらに、クリスマスを薬丸の自宅で過ごしたこともあったようで、家族ぐるみで仲の良い関係だったそうです」(前出)
『はなまる』が17年半視聴者から愛されたのも、岡江さんと薬丸の2人があってこそだという。
「番組がスタートした時、『はなまる』は3か月だけの放送を予定していたそうですが、料理や節約術を取り扱う番組は珍しく、視聴率はうなぎ上り。司会の2人の掛け合いも視聴者に好評で、気付けば長寿番組になっていたそうです。
岡江さんは2015年の『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューで、 “ほんとに薬丸くんとは仲が良かったんですよ。私がポンポン発言して、10歳下の薬丸くんがフォローしてくれるという関係がずっと続いたんですから”と、長年パートナーとして歩んだ薬丸への感謝の気持ちを述べていました」(前出)
薬丸は23日、自身のインスタグラムでコメントを発表。「突然かつ衝撃のニュースに震えが止まりませんでした。信じられないし、信じたくない」として、「芸能生活38年の中で一番長く一緒にお仕事をさせていただきプライベートでも仲良くさせていただきました。今はこの事態を冷静に受け止めることができず、心が乱れ、言葉も出てきません。私ですらこの状態ですから、大和田獏さんと大和田美帆さんのお気持ちを思うと、その苦しさや悔しさ等は本当に計り知れないものと思われ、言葉になりません。。。」と、胸中を明かした。
生前、たくさんの笑顔を届けてくれた岡江久美子さん。改めて感謝し、お悔やみを申し上げたい。