毛色の変わったアカギツネ。黒とオレンジの模様が可愛いクロスフォックス(カナダ)
毛色の変わったキツネ image credit:keen.feed/Instagram
カナダのニューファンドランド島にある小さな町に、黒とオレンジ色のユニークな毛皮を持つクロスフォックスが生息している。
長年、野生生物の写真撮影を趣味にしている男性は、その美しいキツネに会うために年に2回この町を訪れ、思う存分写真を撮影する。
今では、キツネたちは男性の姿を認識するようになり、傍で撮影を許してくれるだけでなく、男性との時間を楽しむような姿を見せるようになったという。
・黒とオレンジの被毛が美しいクロスフォックス
カナダのニューファンドランド島に住むサム・ギャビーさんは、10歳の時からカメラを手にし、写真撮影を趣味としてきた。
ギャビーさんが撮影した野生生物の中で特に注目されているのが、黒とオレンジ色の毛皮と美しい銅色の目を持つクロスフォックスと呼ばれるキツネだ。
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最初、このクロスフォックスはアカギツネとは別の種とみなされていたが、後にアカギツネの黒色変種(黒色の色素であるメラニンが過剰に増える突然変異)であることが判明した。
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主に北アメリカ北部やカナダに生息しているが、ギャビーさんがクロスフォックスを撮影したのはカナダのニューファンドランド・ラブラドール州にあるトウィリンゲートという小さな町だ。
初めて出会った時からその姿に強く惹かれ、ギャビーさんは8週間ほどかけてほぼ毎日撮影を続けたそうだ。
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・野生のキツネと信頼関係を育むように
普段、エコノミスト兼政策アドバイザーとして働いているギャビーさんは、年に2度トウィリンゲートを訪れるという。
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夏と冬で、撮影するカメラを変えてベストショットを狙います。キツネはとても好奇心が強く、聡明です。
撮影中に何度か、クロスフォックスが地面の穴から食べ物を掘ったり、それをまた地面に隠したりする姿も見ました。
信頼関係を築くのに時間がかかりましたが、今では私が彼らのいる場所に近付いて呼ぶと、茂みから出てきてくれるようになりました。
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触ってみたいという気持ちはもちろんありますが、野生なので今まで触れたことはありません。
・毛皮生産のために飼育されていたキツネだった
ギャビーさんが地元の人たちから話を聞いたところによると、町にはその昔毛皮生産のためにクロスフォックスを飼育していた農場があったそうだ。
しかし、毛皮の値段が下がると農場は閉鎖。経営者はキツネを野生へと放ったという。
撮影を続けている2匹のクロスフォックスがきょうだいであることも、地元住民から聞いて知った。
かつて、アメリカのアイダホ州とユタ州でもこのクロスフォックスは一般的だったが、その後大部分は毛皮のために生産者や密猟者の犠牲になったという報告がある。
フィンランドの約3000匹のアカギツネの皮膚に基づいた調査では、99%が赤みを帯びた形態であり、クロスフォックスは残り1%のうちわずか0.3%のみであることが判明している。
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自分に信頼を寄せ、写真撮影時もまるで楽しんでいるかのように一緒に時間を過ごしてくれるクロスフォックスを見ているギャビーさんは、環境とそこに住む生物の行動を邪魔することなく記録し続けることが自分の仕事だという信念を持ち撮影を続けている。
そしてまた、クロスフォックスが生息している小さな地域への支援のために、年に数回でもお金を貯めてその地へ旅していることも明かしている。
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撮影した写真の数々はインスタグラムでシェアされており、ユーザーらからは「なんて神々しいんだ」「素晴らしい写真」「こんな美しいキツネの写真をシェアしてくれてありがとう」といった声が寄せられている。
written by Scarlet / edited by parumo