「お国訛り丸出し」は粋ではなかった?遊女と舞妓さんの言葉の共通点とは (2/2ページ)

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「~ありんす」「~おくんなんし」など語尾に特徴のある廓言葉は、遊女たちの訛りを隠すだけでなく、更なる高貴でなおかつ艶っぽく見せることにもなりました。

吉原に売られてきた娘たちの最初の苦労は、この「ありんす言葉」を習得することだったのだそうです。

ちなみに同じ「妓楼」でも、関西の遊郭では「ありんす言葉」は使われず、関西弁が使用されていました。

言葉も修行のうち!芸舞妓さんに必須の「京言葉」

京都の芸舞妓さんの「京言葉」も、使われるようになった経緯は「ありんす言葉」と似ています。
京都といえば芸妓さん・舞妓さんですが、実は京都出身の芸舞妓は多くはなく、ほとんどが他の地域出身の女性です。

でも京都で芸妓・舞妓としてお座敷に上がるのに、みんながそれぞれの方言を話すのはふさわしくないということで、彼女たちは舞妓見習いの「仕込み」の頃から芸事の修行や花街のしきたりなどとあわせて京言葉も身につけます。

「京言葉」は花街独特の言葉で、京都の一般人が話す「京都弁」とも異なっているため、たとえ京都出身の舞妓さんであっても最初は苦労しそうです。

客に夢を与える花街や妓楼だからこそ、「言葉」が与える印象をとても大切にしていたことが窺えますね。

参考

花魁体験『廓詞について-遊女の言葉遣い』 キャリアガーデン『舞妓の仕事-舞妓の言葉づかい』 『浮世絵に見る江戸吉原/監修:佐藤要人 編:藤原千恵子』河出書房新社

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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