ゴリ押し大失敗! プロモーションが凄かったけど消えた芸能人たち…

まいじつ

(C) fizkes / Shutterstock
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ツイッター発の大ヒット漫画『100日後に死ぬワニ』をきっかけに、〝ステマ〟がホットワードとなっている現在のネット空間。一方、音楽界にはありとあらゆるプロモーションを尽くしたにもかかわらず、全く人々に響かなかった〝失敗プロジェクト〟も存在している。

2008年、音楽界最大勢力を誇る『avex』は、設立20周年の一大プロジェクトを立ち上げた。代表取締役の松浦勝人氏を中心に、系列会社全勢力を挙げてプロデュースしたそのグループは〝ガルネク〟こと『GIRL NEXT DOOR』。設立記念プロジェクトだけあって、サウンドには90年代に流行したavex特有の作風を採用し、さまざまな媒体を使ったド派手なプロモーションを展開していった。

しかし、力の入れように反してデビューからパッとせず、翌年の『Infinity』が最初で最後のオリコン1位に。その後も人気は全く付いてこず、13年にはボーカルが水泳選手の北島康介と結婚・引退して解散へ…。20周年の華々しい壮大なプロジェクトは、わずか5年で幕を閉じる〝黒歴史〟と化した。

「あまりにパッとしないため、事務所は10年になると『ガルネク』を見捨て、ほとんどプロモーションを行わなくなりました。代わりにそれまでパッとしなかった『AAA』を推すようになり、こちらはそれなりのヒットグループへと成長しましたね」(レコード会社関係者)

水着写真集発売も起爆剤にならず…

アイドル界における〝失敗プロジェクト〟といえば、思い浮かぶのは『フェアリーズ』と『X21』だろう。

『フェアリーズ』は11年9月、「実力派ダンスボーカルユニット」をコンセプトに、安室奈美恵、『MAX』、『SPEED』を手掛けてきた『ライジングプロダクション』からデビュー。その初期プロモーションはとてつもなく、タイアップやCM、大量のテレビ出演を中心に、街頭、WEB広告、ラッピングカーなど、まるで国策かのような圧倒的な宣伝が行われた。

しかし、ダンスを売りにしたパフォーマンスはアイドルファンに受けず、ダンスミュージック好きからは「しょせんアイドル」と見られる中途半端な存在に。ただでさえ苦戦が続く中、16年にはメンバー3人とファンの〝カラオケ朝帰りパーティー〟画像が流出。当該メンバーは謹慎処分となり、新曲も発売延期となった。こうした人気低下に危機感を覚えたのか、翌年にはメンバー全員が個別に水着写真集を発売。ファンを喜ばせた一方、既存のアイドルとは一線を画す「本格ダンスユニット」をうたっていたにもかかわらず脱いだことで、〝落ちぶれ感〟を強く印象付けた。

「X21」は、『オスカープロモーション』が『国民的美少女コンテスト』のファイナリストで構成したグループ。13年の結成直後から、先輩である剛力彩芽司会で冠番組まで用意されるも、その大所帯は「AKBのパクリを今さら?」とアイドルファンをシラケさせた。リーダーで看板の吉本実憂も、「かわいくない」「女優なら良いけどアイドルとしては…」などと評判はイマイチ。オリコンでは最高5位を獲得したが、一般知名度は皆無のまま18年に解散している。

「『オスカー』には福田沙紀や高部あいが属した『美少女クラブ31』というグループがありましたが、こちらもパッとしないまま解散。『X21』も同じような末路をたどっているあたり、過去の失敗から学んでいなかったようですね。『E-girls』もブレークしきれないまま今年末に解散しますが、こちらは3万人規模のライブをした実績もあり、まだマシと言えるでしょう」(アイドル雑誌ライター)

「笛吹けど踊らず」ということわざを示すいい例と言えるだろう。

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