岡村隆史、女性蔑視発言ギリギリセーフ!?『チコちゃん』MC継続決定！
ナインティナイン・岡村隆史（４９）のラジオ発言が、いまだに物議を醸している。
４月２３日放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で、岡村は「コロナ明けたら、なかなかのかわいい人が短期間ですけれども、美人さんがお嬢（風俗嬢）やります」、「短期間でお金を稼がないと苦しいですから。３か月の間、集中的にかわいいコがそういうところでパッと働いてパッとやめます」と持論を展開。
この発言が、新型コロナウイルスの影響で「お金に困った女性が風俗に行かざるを得ない状況を待ち望んでいる」と捉えられてしまい、ＳＮＳを中心に大炎上したのだ。
４月２７日、ニッポン放送は『オールナイトニッポン』公式サイトで岡村の発言について、謝罪コメントを発表。
２９日には岡村の所属事務所もサイト上で謝罪。３０日の放送では、冒頭で岡村が謝罪。リスナーやほかの芸人らからも叱られたことを明かした。
番組開始から約４０分後には突然、相方の矢部浩之（４８）が乱入。矢部は「公開説教しようと、今日は」と切り出し、その後も岡村について「敵として見てんねんやと、女性を。まあコンプレックスあるしな」と指摘し、「天然やし、あと逃げ癖がある」と、岡村の悪いところを徹底的に話し続けた。
■紅白司会は絶望的か？
翌週の５月７日の放送にも矢部は登場。「不快に思われた方。本当に申し訳ありません。生の電波です。しゃべったことがテレビ、電波で耳に入って不快感、違和感を覚える人がいるかも知れないから先に謝らせていただきます」と、相方の発言を謝罪した。
「矢部の登場で、岡村の発言は少し沈静化をみせていますが、いまだに岡村を非難する声は少なくありません。炎上発言から数日後、記者から岡村の発言について意見を求められた橋本聖子女性活躍担当相は、岡村を直接咎めることはありませんでしたが、“そうした発言がなされないような取り組みをしっかりやっていかないといけない”とも言っていますからね」（芸能記者）
岡村はＮＨＫで、『チコちゃんに叱られる！』や大河ドラマ『麒麟がくる』に出演中だ。今後の放送予定に変更はないが、ＮＨＫ広報部は４月２９日、サンケイスポーツの取材に対し、「視聴者のみなさまから厳しい意見や問い合わせが多数寄せられている。番組担当者から所属事務所に対し、そのことを遺憾の意とともにお伝えした」とコメントした。
「ネットでは女性軽視発言をした岡村を『チコちゃん』から降板させる署名活動まで発生しました。岡村は『チコちゃん』と『麒麟がくる』に出演していこともあり、今年の『ＮＨＫ紅白歌合戦』の総合司会に抜擢されるのではないかと期待も寄せられていました。ただ、今回の発言で紅白司会への道は遠ざかってしまったのではないでしょうか」（前出の芸能記者）
岡村の問題発言後となる５月８日には通常通り『チコちゃん』が放送されたが、新型コロナウイルスの影響を受け、画面には「２０２０年２月２７日に収録しました」とテロップが出たため、問題発言以前に収録されたことが明らかになった。
■『チコちゃん』で国民的芸人に
制作会社関係者は話す。
「新型コロナウイルスの影響で『チコちゃん』の収録はストップしたままですが、順調にいけば６月頭から収録が再開することなったとのことです。そして、ＮＨＫとしては岡村さんは問題となった自身のラジオ番組で謝罪しており、また、岡村さんのラジオと『チコちゃん』とは関係ないという見解になったといいます。
ただやはり、岡村さんからは“継続をさせてほしい”と直訴があったことも大きいようです。『めちゃ×２イケてるッ！』（フジテレビ系）が終わった今、『チコちゃん』が岡村さんの看板番組であり、彼自身が最も注力している番組でしょうからね」
１９９６年にスタートした『めちゃイケ』は２０１８年３月に終了。入れ替わるように、２０１８年４月より『チコちゃん』がスタートした。
「以前からバツグンの知名度と人気を誇っていた岡村さんですが、それはあくまでも若者に対して。『チコちゃん』に出演するようになってから一気にシニア世代にも知られるようになり、国民的芸人となっていったんです」（前出の制作会社関係者）
『チコちゃん』の快進撃で『麒麟がくる』でも重要な役にキャスティング。「大みそかには紅白司会に！」という機運も高まり、２０２０年は“岡村の１年”になりつつあった。
「にもかかわらず、ラジオ発言で急転直下。そのため岡村さん自身、そして岡村さんの周囲が大切にしている『チコちゃん』の収録再開を直訴したのではないでしょうか。民放各局とは異なり、ＮＨＫにはＣＭがないため、スポンサーへ配慮する必要はありません。
スポーツ紙の取材に対し、“今後の放送予定に変更はない”とコメントしたように、岡村さんがすぐに降板させられることはないでしょう」（前同）
一方、申告漏れと所得隠しが指摘されたチュートリアルの徳井義実（４５）は、岡村とともに出演していたＮＨＫの不定期番組『さよなら！アローン会』から降板している。
■チュート徳井は降板したが……
民放キー局ディレクターはこう話す。
「スポンサーの意向を尊重しなければならない民放各局は、申告漏れが発覚してすぐに徳井さんの出演部分をカットして放送するなどの対応に迫られました。ただ、徳井さんは『アローン会』のスタッフから評判がよく、１２月２４日の放送回にはギリギリまで徳井さんを起用しようと動いていたといいます。
しかしながら、悪質な脱税行為の場合には最大で１０年以下の懲役や１０００万円以下の罰金を科せられる可能性もあります。視聴者からの“受信料”で成り立っているＮＨＫとしても、徳井さんを起用するわけにはいかなかったのではないでしょうか。一方、岡村さんの発言は決して看過できるものではありませんが、懲役や罰金にあたるものではありません。これで岡村さんを降板させると、ＮＨＫがタレントをどのような線引きで起用しているのか分からなくなりますし、“検閲”と受け止められる可能性もある。
岡村さんが今年の紅白で司会に抜擢される可能性は低いでしょうが、今後も『チコちゃん』には出演し続けられるのではないでしょうか。今や『チコちゃん』はＮＨＫの看板番組で、チコちゃんも局を代表するキャラクターですからね」
６月の収録再開時、岡村はチコちゃんからこっぴどく叱られる!?
