篠原冴美「苺柄のパジャマのまま渋谷の街で」麻美ゆまのあなたに会いたい!
麻雀ファンの方、お待たせです! 今回、私が会いに行ったのはグラビアアイドルで、女流プロ雀士でもある篠原冴美ちゃんです。冴美ちゃんこと“さみぃ”と私は『恵比寿マスカッツ』の頃から大の仲良しで、プライベートでも、よく遊んでいたんですね。ただ、ここ3年ほどは会えていなくて、その間に“さみぃ”はプロ雀士となっていたんです。いったい、何が!?
ゆま「さみぃ、本当に久しぶり! 3年ぶりだね」
篠原「ゆまさん、お久しぶりです。会いたかったです」
ゆま「なんか、大人っぽくなったよね~。思えば私たちが出会った頃は、さみぃ、まだ18歳だったよね?」
篠原「はい! 今はもう27歳ですよ」
ゆま「そっかぁ。お互い年取ったね~(笑)。さみぃとは、いろんなところに遊びに行った思い出があるよ」
篠原「はい! 大江戸温泉とかディズニーランドとか、ゆまさんの家で“たこ焼きパーティ”したことも、すごく思い出に残っています」
ゆま「うん。西野翔ちゃんや瑠川リナちゃんとかも一緒だったよね。ただ、あの頃の私は“宇宙人時代”で、だいぶブッ飛んでいたから……(笑)」
篠原「スゴかったです。ゆまさんの“武勇伝”も、めっちゃ覚えています」
ゆま「やめて! どうせ、ロクなことしていないでしょ(笑)」
篠原「いえいえ。たくさん助けてもらいました。今でも一番うれしかったのは、私が19歳のとき。『恵比寿マスカッツ』のダンスのリハーサルのとき、ゆまさんが高価な化粧品をプレゼントしてくれたことです。お誕生日でもないのに、突然、“さみぃ、肌荒れに悩んでいるなら、これを使ってみてよ”って」
ゆま「あったっけ? そんなこと。肌荒れに悩んでいたのは覚えているけど」
篠原「ありましたよ~。私、泣きそうなぐらい感動したんです。私は超貧乏だったから、そんな高価な化粧品なんて買えないし、肌荒れのことまで気にかけてもらえて。何より、当時の私は『恵比寿マスカッツ』に入ったばかりだったから、そうやって声をかけてもらえたことがうれしかったんです」
ゆま「そういってもらえると、私もうれしいなぁ」
篠原「他にも、たくさんありますよ。ゆまさんの部屋でパーティがあったときです。私のマンションからはバスで行けるぐらい近い距離だったので、夕方、苺柄のパジャマのまま出かけたんですね」
ゆま「あったね(笑)。それは覚えてる。ちなみに読者の皆さんも気づいていると思うけど、さみぃは近所なら苺柄のパジャマのまま外出してしまうような、天然キャラでもあります(笑)」
篠原「1000円ぐらいの安いパジャマでした。近いから、まあいいかと思って、バスに揺られていたら、寝過ごしてしまって……気づくと、渋谷だったんです」
ゆま「渋谷の街で、苺柄のパジャマはヤバすぎでしょ(笑)」
篠原「はい……それでもう焦って。かといって、当時の私は『恵比寿マスカッツ』に在籍しながらも、5つぐらいバイトを掛け持ちしていた超貧乏。タクシーに乗るお金もなかったんです。それで、ゆまさんに“渋谷まで来ちゃった!”と電話したら、すぐに察してくれて、“タクシー代は出してあげるから、すぐに、おいで”って。今思い出しても、うれしくて泣きそうになります」
ゆま「アハハ。全部、お金の話じゃん!」
■吉沢明歩と一緒に実家に
篠原「いや、お金だけじゃなくて。気遣いがうれしいんです。大江戸温泉に行ったときも……皆さんが“マッサージを受けよう”となったけど、私はお金がなくて。“疲れていないから私は大丈夫です”と言ったら、そのときも、ゆまさんが察してくれて、私の分まで」
ゆま「それも、お金を出してもらった話でしょ(笑)」
篠原「本当に助かりました」
ゆま「いいよ、いいよ。だって、あの頃のさみぃは危なっかしくて。今でも覚えているのは、一人暮らしを始めたからといって、いろんな人に部屋の合鍵を渡しているんだもん」
篠原「はい。バイト先の店長さんとかにも渡していました。私はすぐに鍵をなくしちゃうから、とりあえず、知り合いにも渡しておこうって……」
ゆま「危ないって(笑)。ほんと、そのうち、変な男の人に引っかかりそうで心配だったよ。だから、私たちと遊んでいれば安心かなって」
篠原「ありがとうございます。ゆまさんは私の実家にも遊びに来てくれましたよね」
ゆま「行ったね~。アッキー(吉沢明歩)と一緒に、さみぃの実家に行ったんだ。お母さんが有名な占い師さんだから、いろいろ占ってもらおうってなって」
篠原「うちの実家は田舎なので、ヤバかったですよ。2人のオーラがすごくて……近所の人たちが“すごいキレイなお姉さんたちが歩いていたぞ!”って、騒いでいましたよ(笑)」
ゆま「そうだったんだ。お母さんの占いは本当にすごいよ。今から思うと、私の病気の時期までピッタリ当てていたんだよね。さみぃも、お母さんと一緒に占いをしていたよね?」
篠原「はい。母親には占いも教えてもらったし、麻雀も教えてもらいました」
ゆま「そうだよ! 週刊大衆の読者さんには、麻雀好きの人が多いから、さみぃとも今回、麻雀の話をしようと思っていたんだよ。つい、昔話で盛り上がっちゃった!」
というわけで次回は、美人雀士が誕生した秘話をみっちりお届けします。(次号につづく)
しのはらさえみ 1992年8月29日、京都府出身。ミスヤングチャンピオン2010初代グランプリとして活動し、11年10月に初代『恵比寿マスカッツ』に所属。17年3月には日本プロ麻雀協会のプロテストに合格し、プロ雀士になる。現在はテレビ、雑誌、麻雀対局と幅広い活躍を見せる。