人間の排泄物が堆肥になるシステムが搭載された小さな家のようなトイレ(ラトビア)
排泄物自動堆肥システム搭載の家 image credit:Zeltini Studio Steel Structural Consultant/Facebook
昨今、食品の代替品に限らず、持続可能性を目指した開発に取り組むあらゆる企業が世界各地で増加している。
動物の排泄物も廃棄の無駄を防ぐために堆肥化される時代になった。
ラトビアでは、人間の排泄物を堆肥に利用できるコンポストトイレのプロジェクトが完成。
排泄物の堆肥から栽培された花が屋上庭園に咲いている現代的な木材建築の小さな家は、『Temple of Poop』と名付けられている。
・持続可能なプロジェクトで世界改善を目指し制作
ラトビアにあるデザイン設計&構築スタジオ『Zeltini』の創設者Aigars LauzisさんとAndis Veigulisさんが、持続可能なプロジェクトで世界の改善を目指すことを使命の一環として制作したのが、人間の排泄物を堆肥化できるコンポストトイレが設置された家だ。

image credit:Zeltini Studio
現代的な木材フレームの離れ家『Temple of Poop(別名ZーBioloo)』は、人間の自然の行為を祝うことを目的として作られたため、サイズとしては小さいが、休息したり仕事をしたりするスペースもある。

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この家のメインは、なんといっても屋上庭園につながるトイレだ。それは、液体と固体から自動的に分離して、人間の排泄物を堆肥に変えるコンポストトイレとなっており、排泄物はこのユニット内で堆肥化され、屋上庭園に花を育てる肥しとなる。

image credit:Zeltini Studio
・快適に過ごせるよう煙突にも工夫
Zeltiniではユーザーエクスペリエンス向上のため、複数の工夫を凝らしてデザインと構築に挑んだ。
まず、モダンな外観にするため、Temple of Poopには風景を楽しめるよう大きなガラス張りの窓を設置。
次に、小さな建物内でも快適に過ごせるように、回転式カウルキャップを備えた煙突を取り付けた。これが、トイレ使用時の不快な臭気を抽出し、堆肥化プロセスの速度を上げてくれるという。

image credit:Zeltini Studio
別の換気扇が設置された煙突からは、屋根に生えた花の心地よい香りが建物内に引き込まれ、新鮮な酸素の流れを継続的に導入することが可能となる。
また、建物は断熱されているため夏でも冬でも適度な温度を保ち、快適に使用できる。

image credit:Zeltini Studio
・余った堆肥は他の土地に使用
屋上庭園に必要のない余分な堆肥と人糞は、隣接する土地を肥やすために使用されるため、無駄になることはない。

image credit:Zeltini Studio
Zeltiniは、環境を配慮したプロジェクトであると同時に、ヴィーガンのクライアントが動物ベースの肥料を使用したがらない傾向が強いことから、このプロジェクトを思いついたと話している。
1人1人の努力次第で、私たちの惑星を守り続けることはできると思っています。
なお、この『Temple of Poop』は2018年に3000ユーロ(現レートは約35万円)の費用をかけてデザイン&構築された。
References:inhabitat.comなど / written by Scarlet / edited by parumo