テレ朝・大下容子アナ「役員待遇」の大抜擢の裏に「コロナと株価」
5月14日に開催されたテレビ朝日ホールディングスの取締役会で、大下容子アナウンサー(50)が、6月26日付で役員待遇となることが内定した。
発令後の正式な肩書は「役員待遇コンテンツ編成局エグゼクティブアナウンサー」になるという。
大下アナは1993年にテレビ朝日に入社。スポーツキャスターなどを経て、『スーパーJチャンネル』などの情報番組やバラエティ番組を担当。1998年10月から昼の情報番組『ワイド!スクランブル』の2代目MCに就任。
「2019年4月からは番組名が大下アナの名を冠して『大下容子ワイド!スクランブル』に変わりましたが、それも大下アナの人気と実力が高いからでしょう。2002年から2017年まで、元SMAPの香取慎吾(43)とともに『SmaSTATION!!』を担当していたことから、SMAPやジャニーズファンからも人気が高い。『好きな女性アナウンサーランキング』では、2018年の7位から2019年は4位に順位を上げ、多くの視聴者から支持されています。
役員待遇となったあとも、『ワイド!スクランブル』のキャスターは続投し、現場での仕事もこなすことになります。TBSでは安住紳一郎アナ(46)も実は“役員待遇”だといいますが、テレビ朝日で現役アナウンサーが正式に役員待遇になるのは女性では初ということで、上層部も大下アナには今後ますますの活躍を期待しているのではないでしょうか」(制作会社関係者)
■『アメトーーク!』&『ドクターX』の2人も
今回の人事で、大下アナ以外にも『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』などを担当する加地倫三氏(51)、ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズを手掛ける内山聖子氏(55)も役員待遇となる。
「今回、この3人が役員待遇に抜擢されたのは、経営面の若返りを図るためというのが大きな理由のひとつとして挙げらるかと思います。役職には“待遇”とつきますが、今後は会社の経営にも参加していくことになるのではないでしょうか。また、テレビ朝日の役員と同じ待遇になるわけですから電車で通勤させるわけにはいかない。大下アナ、加地さん、内山さんはハイヤーで送り迎えされることになるとささやかれていますね。
テレビ朝日では小川彩佳(35)、宇賀なつみ(33)、竹内由恵(34)など、エース級の女子アナの退社が相次いでいますが、大下アナの役員待遇抜擢で、彼女を目標にしてフリーに転身せず、局アナとして頑張るという後輩アナウンサーも増えていくかもしれませんね。ただ、一方で新型コロナウイルスへの対応でテレビ朝日は今、苦境に立たされているんです」(前出の制作会社関係者)
■『報ステ』現場でクラスター発生……
テレビ朝日では4月11日、『報道ステーション』のメインキャスターを務めている富川悠太アナ(43)が、新型コロナウイルスに感染していることが発覚。その後、複数の番組スタッフも感染していることが明らかになり、『報ステ』の制作現場でクラスターが発生したことが波紋を広げたことも記憶に新しい。
「NHKやTBSなど、多くのテレビ局が4月1日や2日の時点で番組撮影の中止を発表しましたが、テレビ朝日では4月3日の段階で、収録を中止する番組は“個別に判断していく”と発表。その後、公式アナウンスはないもののドラマの撮影を全面的に中止するに至ったのは、4月6日だったといいます。
テレ朝はかなり強気の姿勢で撮影をしていて、4月6日の週まで各番組の“プロデューサー判断”で、収録やロケをガンガンやっていたんです。富川アナの感染発覚でようやく本格的な対応に踏み切ったという経緯があり、他局に比べて感染拡大防止への意識が低かったと指摘されても仕方がありません」(民放キー局ディレクター)
テレビ朝日の朝の情報番組『グッド!モーニング』で、新型コロナウイルのPCR検査についての取材に応じた医師が、5月7日の放送で「編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、放送を見て正直愕然としました」とSNSに投稿。
これを受け、5月12日の放送ではメインキャスターを務める坪井直樹アナ(50)が「ここで番組からご報告があります」と切り出し、謝罪と訂正報道を行った。
■大下アナ抜擢で企業イメージをアップさせたい?
前出の民放キー局ディレクターは続ける。
「テレビ朝日ホールディングスはずっと株価が下落していっているんです。ここ2年でも2018年4月に2500円あったのが、今年の2月には2000円を割り込み、コロナの影響かさらに下落。現在は、なんとか1500円台を保っているような状況です。『報ステ』でのクラスター発生で本社ビルを3日間も閉鎖し消毒作業を行ったこと、『グッド!モーニング』の一件など、会社のイメージの低下は著しく、さらに株価は落ちるのかもしれませんね。株価のためだけではありませんが、テレビ朝日としては企業イメージの向上を図るため、経営面での若返り人事に踏み切ったともささやかれています」
『アメトーーク!』の加地氏、『ドクターX』の内山氏も若く、確かに若返り人事といえるのだろうが、「大下アナはその2人とは少し違うのでは」と前出の民放キー局ディレクターは言う。
「DVDの売り上げも好調で、一時期は週に2回も放送されていた大人気番組『アメトーーク!』を担当する加地さん、米倉涼子さん(44)と公私ともに交流があり、再放送でも高視聴率が期待できる超ヒットドラマ『ドクターX』シリーズを手掛けている内山さんは、ともにドル箱コンテンツを生み出し、会社に莫大な利益をもたらしています。そして、『アメトーーク!』、『ドクターX』に共通しているのは、今後も継続できるということです。莫大な利益を生み出し続けることができる、それは企業にとっては何よりありがたいこと。やはり役員になるには、人気のあるコンテンツを作るだけは足りないと言えると思います。
一方、大下アナは分かりやすい利益を生み出しているわけではありませんが、アナウンサーとしての能力が高いだけでなく、テレビ朝日の会長とも懇意の関係。彼女を役員待遇に抜擢すれば“女性が活躍できる会社”とテレビ朝日のイメージアップにもつながるでしょう。新型コロナウイルスへの諸々の対応で窮地に立たされているテレビ朝日にあって、大下アナの抜擢は、加地さん、内山さん以上に対外イメージ向上につながる人事だと言えるのではないでしょうか」(前同)
6月26日付で役員待遇となる大下アナが、テレビ朝日のイメージアップに大貢献する!?