シスターの教え「あきらめよう、そうすれば幸せはきっと見つかる」 (2/2ページ)
あまりなじみのない書き方ですが、仏教の世界で生まれた言葉で、「物事を明らかにする」「真理に達する」「つまびらかにする」という意味を持ちます。
「聖なるあきらめ」の第一歩は、現状を把握するための「明らめる」から始めます。すると、物事には「自分の力で変えられること」と「自分の力では変えられないこと」との2つがあるのだとわかります。自分で変えられることを見つけたら、さっそく変えてみてください。
一方で、自分で変えられないことは「諦めて」みましょう。ムリに変えようと執着しても、自分も周りも疲れてしまうだけです。では、代わりに何かできることはないか、探してみましょう。探すコツは、目的を思い出すこと。何のためにその行動をとるのかを、あらためて「明らめる」のです。すると、いろいろな選択肢が見えてくるはずです。
「聖なるあきらめ」が大切になるのは、現実を受け入れたくないという執着が起きたときです。そんなとき、人はまるで目隠しをされたように、現実が見えなくなってしまいます。それが不幸の状態です。目隠しされていることに気づいて、自分の手で目隠しを外して(=明らめて)、現実に向きあう勇気が必要なのです。このとき、「聖なるあきらめ」が、とても頼れる存在になります。
現実を受け入れるのは、きっとつらいだろうと思われるかもしれません。でも、目的がそもそも何なのかが「明らめる」ことで見えてくれば、モチベーションも上がってきます。同時に、「諦める」ことで、他の選択肢を探しやすくなります。
シスター鈴木は私たちに呼びかけています。現在のように不安ばかりで、心が折れそうになっているときこそ、「聖なるあきらめ」は役に立つでしょう、と。さあ、あなたも「あきらめよう」と頭に思い浮かべてみてください。
(新刊JP編集部)