実際のところ犬は人間のことをどう思っているのだろう?脳スキャンで明らかになった犬の本音は、「それでも人間を愛してる」。(各国研究) (1/3ページ)

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実際のところ犬は人間のことをどう思っているのだろう?脳スキャンで明らかになった犬の本音は、「それでも人間を愛してる」。(各国研究)
実際のところ犬は人間のことをどう思っているのだろう?脳スキャンで明らかになった犬の本音は、「それでも人間を愛してる」。(各国研究)


 犬は3万年前から人間の最良のパートナーとして、人と共に暮らしてきた。今日、アメリカ人の半分の家庭が犬を飼っているそうだ。

 帰宅するとうれしそうにかけよってきて尻尾を振ったり、膝の上に乗ってきたり、枕を盗んだり、彼らの仕草からは人間への愛が伝わってくる。しかし、言葉を持たない犬たちが、もこもこの頭の中で何を考えているのか知ることはできない。

 だが、最新の脳撮像技術により、犬の本音を確かめることができるようだ。その結果やはり、犬は人間にとって最良の友であることが明らかとなった。



 犬の飼い主には嬉しい報せだ。どうやら犬は私たちを愛してくれていることはもちろん、本当の家族として見てくれているようなのだ。研究者たちの努力が、愛情から身の安全まで、人間と犬との一切の出来事に関して、犬が同族以上に人間を頼りにしてくれていることを明らかにしてくれた。


・犬は飼い主の匂いや物音を何よりも優先させる

 犬は周囲の環境を知覚する際に嗅覚に負うところが大きい。そこで、米エモリー大学の動物認知学者は、MRIに犬が寝そべるように訓練して、人間と犬、それぞれ身近な者も見知らぬ者も併せて、その匂いを嗅いだ時の神経の反応を調査した。すると飼い主の匂いは、尾状核という犬の脳の”報酬系”を活性化させた。そして、どんな匂いよりも、人間の匂いをまず優先させていたのだ。

 この結果は、他の犬の神経撮像研究の成果とも一致する。ハンガリーのエトヴェシュ・ローランド大学では、声や鳴き声、うなり声やため息など、人間と犬が発した音に対する犬の脳の活動を調査した。これは人間が立てた物音へ犬の脳がどのように反応しているのかを確認した初めての研究であった。
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