嵐よりぺこぱ?“活休バブル”終焉と“第7世代”J超えお笑いブーム!

日刊大衆

嵐よりぺこぱ?“活休バブル”終焉と“第7世代”J超えお笑いブーム!

「お笑い第7世代」の勢いが止まらない。「お笑い第7世代」とは、霜降り明星せいや(27)が、2018年12月22日放送のラジオ番組『霜降り明星のだましうち!』(ABCラジオ)で、「次の年号の世代を『第7世代』と勝手に銘打ち、20代で区切って固まる」と発言したことを端に発する名称。

 ここ数年、霜降り明星をはじめ、EXITミキハナコ宮下草薙四千頭身かが屋納言など、同世代のお笑い芸人をテレビで目にすることが多くなった。

「『アメトーーク!』(テレビ朝日系)や『有吉の壁』(日本テレビ系)など、人気・高視聴率を誇る番組でも第7世代の活躍が目立ちます。また、2019年6月発売のお笑いムック『芸人芸人芸人』(コスミック出版)では第7世代特集が組まれたほか、第7世代をフィーチャーした番組『第7キングダム』や『お笑いG7サミット』(ともに日本テレビ系)がスタート。

 さらに、新型コロナウイルスの影響でスタートが延期していますが、第7世代のトップを走る、霜降り明星、ミキ、EXITの冠番組『霜降りミキXIT』(TBS系)なども控えており、今や番組作りも第7世代が中心になりつつあります。というのも、今や第7世代の人気はを超える勢いなんです」(制作会社関係者)

■活動休止発表で嵐バブル到来も……

 昨年1月27日、2020年末をもって活動休止することを発表した嵐。休止発表直後の1月31日に放送された『VS嵐』(フジテレビ系)は平均視聴率13.3%を記録し、約4年ぶりに13%を超えた。また、2月2日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)も14.9%と、前週から3.3ポイントも上昇するなど、軒並み高視聴率を記録した。

「5人が生出演した『ミュージックステーション』や、相葉雅紀(37)の『相葉マナブ』(ともにテレビ朝日系)なども好調で、テレビは嵐の“活動休止バブル”一色でした。ところが、ここ最近は嵐の番組は落ち着きを見せ、活動休止バブルは終わったと言える状況です。

 一方、第7世代が出演する番組は好調のものが多く、『VS嵐』と同時間帯の毎週木曜19時に放送されている『THE突破ファイル』(日本テレビ系)もその1つなんです」(前出の制作会社関係者)

 ウッチャンナンチャン内村光良(55)がMCを務め、サンドウィッチマンがレギュラー出演する『THE突破ファイル』。同番組にはEXITがレギュラー出演しているだけではなく、ハナコ、四千頭身、ぺこぱなども準レギュラーとして出演している。

世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のMCを務め、昨年まで3年連続で『NHK紅白歌合戦』の総合司会を務めた内村、好感度ナンバーワン芸人のサンドウィッチマン、そして勢いに乗る第7世代が多数出演しているとあり、番組の視聴率は10%を超えることも少なくない。

■第7世代には「アイドル的人気」!

 民放キー局ディレクターは話す。

「特に子ども世代、若者世代はEXITをはじめとした第7世代を見たくて日本テレビにチャンネルを合わせるといい、そうした層の個人視聴率では『突破ファイル』が『VS嵐』を完全に上回っています。また、第7世代の芸人は若い女性からはアイドル的な人気を博していることもあり、ジャニーズタレントとも重なる部分があるのかもしれませんね。

 5月25日発売のファッション誌『smart』(宝島社)では、EXITがお笑い芸人としてはオリエンタルラジオ以来、14年ぶりに単独で表紙を飾っています。さらに、霜降り明星の粗品(27)は『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)に、せいやは『テセウスの船』、ミキの2人は『恋はつづくよどこまでも』(ともにTBS系)などのドラマにも出演していることからも、彼らの人気、若者への影響力の高さがうかがえます。

 第7世代芸人の多くが平成生まれで若者と同世代。一方、嵐はメンバー全員がアラフォーで、ファンの年齢層も上がってきています。若者世代を取り込みたいテレビ局サイドは、今後も積極的に第7世代を起用していくことになるのではないでしょうか」

 ますます勢いに乗るお笑い第7世代が、ジャニーズ帝国を揺るがす日も遠くはない!?

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