「ゲス不倫」渡部建追放で“枠”争奪戦!宮下草薙、小峠、山里…?
6月10日付の『文春オンライン』が、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47)の不倫騒動を報じ、世間に大きな衝撃が走った。
渡部は2017年4月に女優の佐々木希(32)と結婚し、2018年9月には男児が誕生している。
そんな渡部だが、記事によると、渡部は複数の女性と不倫関係を持っていたという。『週刊文春』(文藝春秋)の取材に対し、6月9日、渡部本人が所属事務所を通じて事実関係を認め、「関係を持ってしまったことは私の不徳の致すところであり、家族を深く傷つけ、また応援をしてくださるみなさまに対し、多大なご迷惑をおかけしたことを大変反省しております」とコメントを発表。
6月11日発売の『週刊文春』(文藝春秋)ではさらなる詳報がされているが、
「渡部は自身が出演するテレビ各局に対し、番組出演の全面自粛を申し入れたといいます。MCを務めている『王様のブランチ』(TBS系)と『Love music』(フジテレビ系)をはじめ、『ヒルナンデス!』、『行列のできる法律相談所』(ともに日本テレビ系)、『相葉マナブ』(テレビ朝日系)など、8本のレギュラー番組を抱える超売れっ子です。そんな芸人のゲス不倫スキャンダルですから、各局、各番組は緊急の対応に追われています」(制作会社関係者)
■芸人やスタッフからは悪評!?
6月10日の日刊スポーツでは、6月13日放送の『ブランチ』に渡部が出演し、“生謝罪”をすることも検討されていると報じている。
「『ブランチ』のメイン視聴者層は女性やファミリー層です。そんな番組で今回のようなどうしようもない不倫について謝罪すれば、番組に嫌悪感を抱いてしまう視聴者が多数出るでしょう。ですので、『ブランチ』での生謝罪はありえないと思われます。
ゲス不倫発覚で渡部の好感度は急落。現在は番組出演を全面自粛ということですが、多くの番組からはそのまま降板となる可能性は高い。ここ最近の渡部は芸人というよりはタレント然としていて芸人の間でも評判がよくありませんでした。
また、立場が上のスタッフには感じよく、下のスタッフには横柄な態度でキレていた、といった話も多くあり、テレビ関係者の評判もはっきり言ってよくない。ですので、もう元のポジションに戻れる可能性は低いでしょう」(前出の制作会社関係者)
となると、勃発するのが、渡部がいなくなって空くテレビ番組の“渡部枠”の争奪戦だ。
「ただ、渡部が多大な迷惑をかけたわけですから、渡部と同じ事務所に所属する芸人が彼の出演していた番組の枠に収まることはないのではと言われていますね」(前同)
■『ブランチ』にはオリラジ藤森?
渡部がMCを務める『王様のブランチ』について、民放キー局ディレクターはこう話す。
「2017年4月に渡部が3代目MCに就任したのと同じタイミングで、オリエンタルラジオの藤森慎吾(37)も新レギュラーに起用されました。藤森は3年間にわたって番組に出演していますし、最近は役者としての仕事も多く、チャラいイメージはありますが、イケメン芸人で好感度も高い。当面の間、藤森が代打MCを務め、軌道に乗ればそのまま正式MCに昇格する可能性はありそうです。もし、藤森で厳しいようなら芸人だけではなく、俳優なども含めて新たなMCを検討するのではないでしょうか。
続いて『行列のできる法律相談所』ですが、レギュラーメンバーだった渡部がMCも務めるようになったのは2019年12月から。それまでは東野幸治(52)、フットボールアワーの後藤輝基(45)、そして雨上がり決死隊の宮迫博之(50)が交代でMCを担当していました。渡部が抜けたところで、番組にしてみればそれほどダメージはないでしょうが、リニューアルも兼ねてもう1人、新MCを投入する可能性はある。
そこで候補に挙がってきそうなのがバイきんぐの小峠英二(44)です。小峠は番組に出演していますし、『ヒルナンデス!』では月曜レギュラーを務めていることもあり、日テレへの貢献度も高い。さらにキレのあるツッコミに加えて、最近はMCの仕事も多く、トークの回しも上手い。人が良くスタッフからも好かれていることもあり、可能性は十分にあるのではないでしょうか」
■第7世代が渡部枠を埋める!?
渡部は『文春オンライン』の報道が出る前日の6月9日、『ヒルナンデス!』に出演。番組の最後には深々とお辞儀する姿が話題を呼んだ。
「渡部は2011年から9年間にわたって『ヒルナンデス!』の火曜レギュラーとして出演していましたが、『ブランチ』と同様、視聴者のメインは主婦層ですから降板は免れないでしょう。
4月から6月までの毎週金曜日、『ヒルナンデス!』では“春のシーズン芸人”として宮下草薙、かが屋、アインシュタインのお笑い第7世代3組が週替わりで登場し、ロケやコーナーMCを担当しています。評判のよかった3組のうちいずれかが、火曜レギュラーに昇格して渡部の穴を埋める可能性はありそうです。
また、嵐の相葉雅紀(37)の冠番組『相葉マナブ』も、日曜夕方の番組ということで、ファミリー層やシニア層がメイン。こちらも降板となるのではないでしょうか。現在は渡部とハライチの澤部佑(34)がサポートメンバーとして出演していますが、渡部が降板し、澤部の相方の岩井勇気(33)が入るのが自然で良いのかもしれませんね。最近は書籍『僕の人生には事件が起きない』(新潮社)も5万部突破の大ヒット中ですし、ネガティブキャラの岩井がロケで奮闘するというのはギャップがあっておもしろいですよね」(前出の民放キー局ディレクター)
■『Love music』には南海・山里?
フジテレビで仕事をする放送作家はこう話す。
「渡部さんは2015年から音楽番組『Love music』(フジテレビ系)のMCに就任した関係で、同年より『FNSうたの春まつり』、『FNSうたの夏まつり』、『FNS歌謡祭』というフジテレビが局を挙げて放送する音楽特番でもMCを務めていました。ただ、『Love music』は森高千里さん(51)とタッグを組む、硬派な音楽番組ですから、同番組からも降板する可能性は極めて高い。
そうなると『Love music』でVTRナレーターを務め、『ミュージックフェア』にも出演している軽部真一アナウンサー(57)が代打MCを務めるなど、緊急の対応を取るのではないでしょうか。
その後、蒼井優さん(34)との結婚で一気にトップMCの仲間入りを果たした南海キャンディーズの山里亮太さん(43)など、イメージがよく、司会も上手い芸人に交代するという流れになるのではないでしょうか」(前同)
8本のレギュラー番組を抱えていた渡部だけに、空いた穴は大きい。後釜争いは壮絶を極めそうだ―—。