天才テリー伊藤対談「小柳ルミ子」(1)何もしないことを今は楽しんでいる (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー 車で出かけるんだったら、そのまま気分転換にドライブでもすればいいのに。今は都内の道もすいているし。

小柳 いえ、今は私、家でじっとする、何もしないことを、逆に楽しんでいるんですよ。

テリー そうなんだ?

小柳 私、小さな頃から毎日のようにお稽古ごとをやってきたから、「何もしない」という経験が本当に今までなかったんです。だから、この状況を前向きにエンジョイできているんですよ。

テリー 偉いねー、家では何してるの。

小柳 大好きなサッカーは年間2000試合ぐらい見ていたんですけど、今は中断していますから、昔のアーカイブの再放送を朝まで見ていますね。あとはCSで洋画を見たり。

テリー お、どんなのを見ていましたか。

小柳 ソフィア・ローレンやリチャード・ハリスが出ている「カサンドラ・クロス」(76年公開)がおもしろかったですね。

テリー それ、大陸横断鉄道内でパンデミックが起こる、パニック・サスペンスだよね。

小柳 公開当時も見ましたけど、恐ろしいぐらい今の状況と酷似しているんですよ。あとは、やっぱりオードリー・ヘプバーンの「おしゃれ泥棒」(66年公開)とか、スティーブ・マックイーンとか。

テリー あれれ、音楽は聴かないの。

小柳 音楽を聴くと、どうしても仕事モードになっちゃうんですよ。「こんなふうに私も歌いたい」とか「このサウンド、どうやって作っているんだろう」とか、いろいろ考えちゃって。

テリー ハハハ、リラックスできないんだ。

小柳 だからテレビは、サッカー、映画、コロナ情報の3本柱。もう今、私はコロナに関して、かなりの知識ありますよ(笑)。

テリー コロナに関しては、どう考えていますか。

小柳 コロナは非常に優秀なウイルスです。尊敬する山中伸弥教授は「コロナをやっつけるには人間同士が接触しない、距離を空けるに尽きる」とおっしゃっていますけれど、そんな状況を生み出したことが本当に憎くて。目に見えないやつにこのまま負けたら本当に悔しいですから、私たちもまだまだ頑張っていかないと。

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