東出昌大NHKドラマ『スパイの妻』「棒がどハマり」の声も…復活は遠し!

日刊大衆

東出昌大NHKドラマ『スパイの妻』「棒がどハマり」の声も…復活は遠し!

 俳優の東出昌大(32)が、久しぶりに不倫以外で話題になっている。

「出演したNHKのBS8Kドラマ『スパイの妻』が、傑作だ、と話題になっているんですよ。6月6日に初回が放送されたんですが、6月12日、13日、15日、19日、28日にも再放送が予定されている(笑)。どれだけNHKが力を入れているかわかりますよね」(映画ライター)

 同ドラマの主演は蒼井優(34)と高橋一生(39)、監督はカンヌ国際映画祭などでも何度も受賞歴のある黒沢清ということで、クオリティの高さは折り紙付きだ。

「東出は今年1月に『週刊文春』(文藝春秋)で唐田えりか(22)の“ゲス不倫”が発覚して以降、全方位から叩かれています。さすがにピークは過ぎたものの、現在も妻の(34)との離婚問題が報じられたり、4月27日に出演したドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)が再放送された際も、視聴者から“東出の顔は見たくない”という声が出たりと、いまだに厳しい声は消えない。今回の東出の出演にしても、『スパイの妻』の制作が発表されたのは19年10月23日。企画が動いていたのは、不倫が発覚するより前だったんですよ」(女性誌記者)

 6月2日の『日刊ゲンダイDIGITAL』で、キー局関係者が明かした話によると、NHKでも放送延期が議論になったものの、刑事事件ではないことや、“BS8K放送”というごく限られた人しか見られないことを理由に、放送することにしたという。NHKでは、ゲス不倫騒動がピークだった3月9日に『落語ディーパー! ~東出・一之輔の噺のはなし~』が放送された際も、クレームが殺到したという。

「『スパイの妻』で東出は、主人公の福原聡子(蒼井優)の幼なじみで憲兵の、津森泰治を演じることになっています。メインではありますが、あくまでも主役は聡子と、その夫で、ある“秘密”を抱えている優作(高橋一生)です。蒼井と高橋は、2020年の映画『ロマンスドール』に続いて、2度目の夫婦役なのもポイントですね」(制作会社関係者)

『ロマンスドール』に出演した際の高橋について、1月27日の『関西ウォーカー』(KADOKAWA)インタビューで蒼井は、

「上手な方とテニスをしているみたいな感じで、打ち返しやすいところに打ってくださるというか。一生さんの空気に包まれている感じの現場でしたね」

 と、高橋の演技を絶賛していた。

「『スパイの妻』について高橋も、5月21日の『リアルサウンド』で“蒼井さんはお芝居で会話が出来る方なので、とても安心して刺激的な経験が出来たと思っています”と、蒼井の演技を評価していますね。ドラマを視聴した人からは“ホントにその世界をその時代を生きているようで引き込まれる”“蒼井優さんのセリフ回しが凛としていて本当に素敵”という声が上がっていますね」(前出の女性誌記者)

■東出の棒演技はハマっているのか

 一方で、東出に関しては「蒼井優さんと一生さんは演技派ですが、東出昌大は演劇が下手なのでドラマが心配」という声もあった。

「よく“棒読み”と言われる東出ですが、キャラがハマっている場合は、違和感なく観られる。たとえば12年の東出のデビュー作『桐島、部活やめるってよ』の“何でもそつなくこなせるせいで無気力気味の高校生”や、『コンフィデンスマンJP』の“しょっちゅう仲間に騙されるお人好しの詐欺師・ボクちゃん”などは、ちょっと棒気味な演技が、それぞれ“気だるげな感じ”“空回りしている感じ”としてハマっていたんです。今回の『スパイの妻』でも、“淡々と相手を追及する憲兵”という感じで、極端に上手くはないですが、違和感はありませんね」(専門誌記者)

 SNSでは《8Kなので「スパイの妻」が見られない悲しみ》《いつか地上波放送楽しみにしてます(顔文字)》と、8Kという敷居の高さから『スパイの妻』を見れないことを残念がる声が多く見られる。16年の映画『クリーピー 偽りの隣人』など、ミステリー作品を高く評価されている黒沢清監督の作品であることや、“嫉妬から夫の行動を疑っていくうちに、事件に巻き込まれて……”というサスペンスの魅力はある。

「驚くことに、“電器店に展示されているテレビで観た”という人もいました。BS4Kと8Kは、従来のBSと比べて音質や画質が優れているのがウリなんですが、チューナーが必要だったり、テレビが4K8Kに対応している必要があったりと、視聴が難しい家庭がほとんど。

『スパイの妻』ノベライズを担当した小説家の行成薫氏も、ツイッターで“家のテレビは4Kですらない”“僕は観られないんですけども、視聴可能な方はぜひお楽しみください”とつづっています」(WEBライター)

「東出は見たくない」とする声も根強いなか、注目作に出演した東出。これを足がかりにしたいところだが、ちょっと視聴者が少なすぎたかも……。

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