トルコにある「アルバニア人の村」って?イスタンブール・ボスポラス海峡沿いの景勝地「アルナヴトキョイ」 (2/3ページ)


オスマン軍がアルバニアを征服した当時は、ビザンツの影響でギリシア正教を信仰するアルバニア人がほとんどでした。そんなアルバニア人たちがこの地域に住み着いた後、帝国各地からの移住者も徐々に増えてきて、1900年代前半にはギリシア系以外にもムスリムやアルメニア系、ユダヤ人といった、異なる宗教背景を持つ民族が住まいました。
実際に、海峡沿いから住宅街のほうへ入っていき散策してみると、モスクのほかに教会やシナゴーグが隣り合うように建っているのがわかります。こういった町の造りは、アルナヴトキョイに肩を寄せ合いながら代々住み続けてきた人たちの宗教背景を表しているのです。
また、レトロな木造建築の家屋が多く残っているのも、アルナヴトキョイの町の特徴です。二階窓が外側に張り出している昔ながらの家屋も多く残っており、どこか懐かしい雰囲気を感じさせてくれます。


アルナヴトキョイにはこういった家屋を利用した住宅も多いのですが、美しい景観を好む富裕層が家や別荘を建てたりする、いわば高級住宅街としての一面も持ち合わせています。海峡沿いにはアルナヴトキョイ名物の高級シーフードレストランが軒を連ねており、また改装された古い家屋の一階部分は商店やおしゃれなカフェに生まれ変わり、現在の人々の生活の一部となって町に活気を与えています。