評価は日本と正反対? 国内では批判も、ドイツから称賛を浴びた日本政府のコロナ対策とは (2/2ページ)
研究結果によると、マスク着用を義務化した地域は新型コロナウイルスの感染者数の増加が抑えられたというが、ドイツのネット上では「マスクを常につけているから日本では感染が抑えられている」「清潔なこととマスクの着用が日本を救っている」と、日本の国名を出して称賛する声が挙がっている。
「昨年末から、新型コロナウイルスが中国で流行り、その後、日本にも上陸した頃は、メディアが新型コロナウイルスのニュースを取り扱う際、アジア人の写真を使用していました。そういった事情もあり、その頃はアジア人というだけで新型コロナウイルスを連想するドイツ人は多かったですね。しかし最近では、アジアの新型コロナウイルスに対する対策も注目し始められ、アジアの中でも日本のマスク文化を紹介するメディアも多いです。そのため、今回、マスクが新型コロナウイルスの感染防止に有効だと発表された際も、アジア全体ではなく、アジアの中でも日本の名前を挙げて称賛する声が挙がったのだと思います」(前出・同)
しかし一方で、在独日本人はドイツ政府の対応を羨んでいるようだ。
先日、ドイツ政府は新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた経済を立て直すため、7月から12月までの半年間、消費税を19パーセントから16パーセントに引き下げ、食品などに適用されている軽減税率も7パーセントから5パーセントに引き下げると発表した。ドイツではすでに全ての企業がドイツ政府の融資を受けられるなどの大規模な経済対策が行われているが、ここへ来てさらに対策を進めた形だ。
「日本のように世論はそこまで消費税の減税を叫んでいませんでした。にも関わらず、ドイツ政府は消費税減税に踏み切りました。在独日本人からは『やることが的確』『世論に押される前に動くスピード感がすごい』といった称賛の声が挙がっていました」(前出・同)
自国から見る評価と他国から見る評価は違うようだ。