日本三大怪談も紹介!庶民の娯楽として江戸時代に大流行した日本の「怪談」 (3/3ページ)

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牡丹灯籠

『ほたむとうろう』月岡芳年

浪人の新三郎は旗本の娘お露と出会い恋仲となる。お露は夜な夜な牡丹灯籠を持って新三郎の元を尋ねるが、お露の正体は亡霊であり新三郎は日に日にやつれていった。寺の和尚の計らいによって、お札を部屋中に貼ることでお露の来訪を阻止する新三郎であったが、命よりもお露に対する思いを優先し、ついにお札をとって外へ出てしまう。

夏の怪談は江戸期から?

現代において怪談や怖い話は夏の風物詩といっても過言ではない。この「怪談=夏」というイメージが定着した理由には諸説ある。

一つは、江戸期に起こった怪談ブームだ。上述の日本三大怪談を代表する怪談は、江戸時代に「歌舞伎」や「浄瑠璃」の演目として行われた。その時期が夏場であり、いつしか夏場に階段を見たり聞くことが慣習となったという説。

もう一つが、「お盆」の存在。現世に帰ってくる祖先の霊を祀る行事として、江戸時代には庶民の間にも定着していたお盆。そんな時期に怨念や無念を伴った霊魂を語るようになったという説。

起源は定かでないが、いずれにしても怪談にとって夏は特別な季節であることは間違いない。

興味がおありの方は魅惑的な怪談の世界を体感してみてはいかがだろうか。

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