「自衛隊は衣食住がタダだからお金が貯まる」は本当か? (2/2ページ)
また、日本が不況だった時代は、安定した給料がもらえる公務員というメリットがあったため、自衛隊には高学歴の応募者が集まってきていたが、今は比較的好況で、賃金も上昇傾向が続いている。ますます、若者の足が自衛隊から遠のくことになる。
自衛隊員の現象は特に海上自衛隊で著しく、定年や満期、中途含めて年間2000人ほどが自衛隊を去るのに対して、採用できているのは1700人ほど。増える自然災害や海外派遣など、負担は増える一方、人手不足に歯止めがかからない状況なのだ。
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自衛隊を巡る厳しい現状(特に予算面)に加えて、現場で浮かび上がっている問題点や、自衛隊の仕事をやりにくくしている法律の縛りなど、本書では自衛隊や隊員を取り巻く環境について深く掘り下げて解説していく。
人手不足に加えて、待遇面の不遇。私たち民間企業でもありがちな問題とは、自衛隊も無縁ではないようだ。普段知ることのない自衛隊の内側が垣間見えておもしろいが、タイトルのある「トイレットペーパー」くらいはせめて予算で用意してあげていただきたいところだ。
(新刊JP編集部/山田洋介)