歴代総理の胆力「橋本龍太郎」(1)怖いものなしの「風切り龍太郎」 (2/2ページ)

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 また、そのあとの鈴木(善幸)内閣時では、自民党行財政調査会長のポストに就き、ここでも長く懸案だった日本電電公社、日本専売公社の民営をキッチリと実現させている。

 さらに、その後の中曽根(康弘)内閣の運輸大臣時でも、国鉄の分割・民営化に道を開いてみせたということだった。

 こうした行財政調査会長としての橋本の腕力ぶりを見て、田中角栄はこう唸(うな)ったものだった。

「アレ(橋本)は鈴木(善幸)より上かも知れんな」

 その鈴木首相自身も、「橋本は若いけど、一度口にしたことは、キッチリやる凄さがある」と、妙な感心をしていたものだった。

■橋本龍太郎の略歴

昭和12(1937)年7月29日、東京都生まれ。慶応大学法学部卒業後、呉羽紡績入社。昭和38(1963)年10月、26歳で衆議院議員初当選。自民党総裁選で小泉純一郎をおさえて総裁就任。平成8(1996)年1月、橋本内閣組織。総理就任時58歳。平成18(2006)年7月1日死去。享年68。

総理大臣歴:第82・83代 1996年1月11日~1998年7月30日

小林吉弥(こばやし・きちや)政治評論家。昭和16年(1941)8月26日、東京都生まれ。永田町取材歴50年を通じて抜群の確度を誇る政局分析や選挙分析には定評がある。田中角栄人物研究の第一人者で、著書多数。

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